住民無視・空港優先の元凶 「4者協」開催阻止を 今こそ声を行動に移す時だ
週刊『三里塚』02頁(0981号01面05)(2017/12/11)
住民無視・空港優先の元凶
「4者協」開催阻止を
今こそ声を行動に移す時だ
12月2日の横芝光町東陽・白浜地区をもって、成田空港の機能強化見直し案に関する拡大説明会が一段落しました。同町では、回収したアンケートの分析を行い町の態度を決定するとしています。芝山町では、希望部落に対する部落別説明会の開催をもって終了します。
機能強化案に関する攻防は、4者協議会(国交省、NAA、千葉県、地元9市町)による承認強行との対決という段階に入ります。
「4者協議会」はこれまで一貫してNAAの要求の追認機関となってきました。
2010年3月、成田空港の年間発着回数の23万回化を議論らしい議論もせず認め、なんと同じ年の10月に、30万回への増枠を承認しました。
2013年には、深夜飛行制限(カーフュー)の弾力的運用の名のもとに、6時から23時とされてきた成田空港の運用時間を事実上24時までと延長しました。この時は、成田市下総地区の住民が怒りの声をあげ、「朝の6時を5時に繰り上げる」という要求は撤回させました。
「4者協議会」が機能強化案を認める態度であることは火を見るよりも明らかです。機能強化案承認のための「4者協議会」の開催は断固阻止以外にありません。時間も場所も住民には知らせない徹底した秘密会議で私たちの未来が決められてはたまりません。
その「4者協議会を1月下旬に開催する」との情報が流れています。今こそ「住民無視の4者協議会開催阻止」の声を高くあげ、空港機能強化案白紙撤回へ力を合わせ行動しましょう。