韓国・ソウル 労働者大会に5万人 〝ローソク革命継続〟を宣言

週刊『三里塚』02頁(0980号01面02)(2017/11/27)


韓国・ソウル
 労働者大会に5万人
 〝ローソク革命継続〟を宣言

(写真 韓国・民主労総の全国労働者大会に5万人が結集した【11月12日 ソウル】)

(写真 動労千葉訪韓団がソウル市内をデモ行進【12日】)


 11月12日、ソウルでの民主労総の全国労働者大会に5万人が集まり、「ローソク革命の継続」を宣言した。「私の人生を変える民主労総」というスローガンが掲げられ、「労働組合が力を持つとき、私たちの人生が変わる」と決意みなぎる大会となった。
 100人を超える動労千葉訪韓団がこれに大合流し、この息吹を日本に持ち帰り闘おうと誓い合った。
 民主労総のチェジョンジン委員長代行は、いまだ労働基本権を保障せず「ヘル(地獄)朝鮮」の現実を強制するムンジェイン政権に対し「包装紙は変わったが中身は何も変わっていない」と激しく弾劾した。全教組、金属労組、建設労組、公務員労組の委員長は、総力で労働者の団結権・争議権などを実力でもぎとる闘いに突入することを宣言した。
 また大会は、労働基本権獲得とともに、「韓国社会の各部門における積弊(積りに積もった弊害)の完全清算と社会の大変革」「87年労働者大闘争(軍事独裁政権を打倒した)の精神継承」「サード配備の撤回と朝鮮半島の平和実現」「ハンサンギュン委員長の釈放」の各スローガンを掲げた。さらに、非正規職撤廃闘争の現場で解雇や弾圧を受けながら何年も不屈に闘ってきた労働者が次々と発言に立ち、人間らしく生きられる社会をつくるために団結して闘おうと訴えた。その後、参加者は光化門までのデモを打ち抜いた。
 デモ解散地点で動労千葉の田中康宏委員長は、「ソウルの街全体が労働者のものになった。労働組合の闘いが街全体を解放する、このローソク革命が今も続いていることに感動した。日本の労働者もこれからが勝負だ。戦争・改憲阻止へ、民主労総の仲間に胸を張って報告できる闘いをつくりだそう」と訴えた。
 安倍・トランプは、核空母3隻を展開させ、40年ぶりの大軍事演習を展開し、朝鮮侵略戦争へと突進している。国際連帯の力で戦争を阻止しよう。

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日韓交流会で〝三里塚に感動〟

 訪韓闘争過程の交流会で、鉄道労組ソウル地方本部・パクソンス本部長が以下のように語った。
 「動労千葉の仲間に会い、いつも力をもらっています。今回三里塚現地に初めて行きました。本当に心の奥から感動しました。市東孝雄さんの農地を守ることで農民の命、そして労働者の生存権も守るんだという強い決意を聞いて、だからこういう闘いができるんだと思いました。規模が小さくても農地を守る強い決意のもとでの闘いが日本の労働運動の小さな種になれると思います。ここにいるみなさんがこれからの日本の労働運動の一番高い波になると私は思います」

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