〝改憲阻止〟日比谷に4800人  反対同盟が農地守る決意

週刊『三里塚』02頁(0979号01面02)(2017/11/13)


〝改憲阻止〟日比谷に4800人
 反対同盟が農地守る決意

(写真 改憲・戦争を阻む4800人の決意のこぶし【11月5日 東京・日比谷】)

(写真 反対同盟と全国農民会議が登壇。代表して事務局の萩原富夫さんが発言した)


 11月5日、「闘う労働組合をよみがえらせよう! 国鉄闘争勝利! 戦争と民営化・労働法制解体に反対する1万人大行動」が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、4800人が集まった。集会は、前半を動労千葉、関西生コン、港合同、国鉄闘争全国運動が呼びかける「全国労働者総決起集会」、後半を「改憲阻止!1万人大行進」として開催され、三里塚芝山連合空港反対同盟から市東孝雄さん、萩原富夫さん、伊藤信晴さん、太郎良陽一さん、宮本麻子さん、木内敦子さん、北原健一さんが参加した。
 トランプ・安倍の日米首脳会談は朝鮮侵略戦争のための戦争会談だ。9条改憲と労働法制改悪、連合の崩壊情勢の中で開かれた11月集会は今年で20回目を迎えた。日本における階級的労働運動の再生を目指し、結集した韓国・民主労総をはじめ、アメリカ・ドイツの闘う労組と固く団結し、労働者国際連帯こそ戦争阻止の力だと示した。
 川口真由美さんの歌、青年労働者の律動、寸劇は会場の熱気をもう一段押し上げた。「改憲阻止!1万人大行進アピール」が発せられ、集会後の銀座デモには、厳戒警備を突き破りトランプや安倍に怒る人々が合流。朝鮮戦争絶対反対の固い団結がかちとられた。

萩原富夫さんの発言

 闘いは52年目に入りました。みなさんのご支援と連帯の賜物です。
 憲法を守る義務がある国会議員が現実に合わないから変えると。許せますか。私たちは憲法に守られている実感はまったくありません。
 再び空港建設をはじめようとしています。説明会では、騒音などの犠牲を押しつけ空港会社が儲かる。行政に金が入る。それだけです。住民のことは無視。労働者の現実とまったく同じです。農業をつぶし大企業が儲かる仕組みを作ろうとしているのが安倍政権です。
 農地は命。農民殺しの政策である成田空港建設に反対して闘い続けます。敷地内で農地を守り、住み続けて空港の完成を阻んでいる現実を見てください。必ずみなさんの勇気に変わると思います。
 三里塚闘争を大きく盛り上げ、市東さんの農地を守りましょう。

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