斎藤いくま候補に2931票 衆院選東京8区 〝この国に革命を〟

週刊『三里塚』02頁(0978号01面03)(2017/10/23)


斎藤いくま候補に2931票
 衆院選東京8区 〝この国に革命を〟


(写真 斎藤候補先頭に600人でデモ【15日 阿佐谷】)

(写真 雨の中訴える斎藤候補【21日】)

 朝鮮侵略戦争切迫情勢の中、「圧力」でも「対話」でもなく、真っ向から「この国に革命を」と呼びかけ東京8区・杉並から立候補した斎藤いくま候補に2931票の根本からの変革を求める熱い支持がよせられました。
 石原伸晃の「保守の牙城」であり党派的激突のるつぼである杉並で知名度ゼロからスタートし、わずか12日間の選挙戦でしたが、選挙を文字通り青年・学生の力で担いきった新たな青年リーダー層の登場は衝撃と感動をもって受けとめられました。選挙期間中、毎日更新されたインターネット動画「前進チャンネル」への反響は大きく、かつてない規模で青年・学生・女性が街宣現場に駆けつけ、ともに選挙を担い闘いました。
 斎藤候補は「この国を守りぬく」という安倍に対し真っ向から「この国に守るべき価値はない」と言い切り、「私たちの日常にこそ革命を」「私と私たちの運動を選んで欲しい」「ともに闘おう」と呼びかけ、あらゆる世代の人びとの心を揺り動かしました。その闘いはまだ始まったばかりです。これから間違いなくまき起こる改憲・戦争に対する1千万人の深い怒りの決起との本格的結合に向け、青年・学生の新たな労働者の政党をつくり、革命的大衆行動=ゼネストを準備する闘いをともに始めようではありませんか。
 安倍・自民党と公明党は衆議院の3分の2を維持しました。しかし、これが安倍への「信任」ではないことは首相自身がよく自覚しています。選挙期間中の世論調査でも安倍政権不支持が支持を上回り、投票率は前回に次ぐ最低レベル。議席的には「圧勝」したにもかかわらず「謙虚で真摯な」などと言わざるを得ない状況です。
 11月トランプ米大統領の訪日による朝鮮戦争・核戦争への合意に向けた切迫した情勢の中、既成の野党は総屈服し、分裂・崩壊を開始しています。一夜にして解体した民進党、急速に没落した小池・希望の党、野党共闘の破産をつきつけられた共産党。自民と寸分違わぬ改憲私案を出していた枝野幸男の立憲民主党も、「議席の数合わせ」の論理の前にその化けの皮がはがれるのは不可避です。
 議会は議員たちの「おしゃべり小屋」にすぎず、労働し実際に社会を回している労働者にこそ戦争を阻止し歴史を切り開く力があるという真理を今こそ目に見える闘いとして押し広げましょう。労働者支配の要である連合の分裂・崩壊情勢の中、改憲阻止の階級的な力関係を根底で規定し、その主導権を握っているのは動労千葉―動労水戸を先頭とする国鉄闘争と階級的労働運動の前進、「反戦の砦」=三里塚闘争の不屈の継続です。8日の三里塚全国集会の成功から12日の都庁レストラン労働委員会闘争と都庁前行動、13日に動労東京八潮支部は、感動的な24時間ストに立ち、15日には杉並・阿佐谷で600人のデモ、21日、動労水戸はJR常磐線の富岡延伸に反対し被曝労働拒否のストに立ちました。働く者、耕す者の「生きる誇りをとり戻す」闘いを! 私たちの真の「投票場」は、日比谷野音にあります。11・5改憲阻止1万人大行進をかちとり、朝鮮侵略戦争を絶対に阻止しましょう。

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