全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 弾圧を許さない 斎藤委員長推し立て 全学連三里塚現地行動隊 二川 光
週刊『三里塚』02頁(0977号02面03)(2017/10/09)
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
弾圧を許さない
斎藤委員長推し立て
全学連三里塚現地行動隊 二川 光
(写真 斎藤いくま委員長とデモ行進【10月8日】)
カラッとした秋晴れの下、10・8三里塚全国総決起集会が行われました。今回の集会は、許しがたい弾圧と思わぬ妨害を打ち破ってかちとられました。
一つは、千葉県警による三里塚現地に対する不当な家宅捜索と現地行動隊への身体捜索です。4月に千葉大学の構内で全学連の4・28沖縄デ―闘争を呼びかけるビラと新入生歓迎企画ビラを配布したとして、「被疑者不詳」のまま「建造物侵入」罪をデッチ上げたのです。今回、不当な指紋採取まで強制してきました。全学連と千葉大生との結合をおそれた権力の弾圧であり、三里塚闘争つぶしの攻撃にほかなりません。
もう一つは、5日の朝に集会準備のために作業していたところ、スズメバチに刺されたことです。病院に行き幸い大事には至りませんでしたが、集会に使う演壇をしまっている場所の近くにサッカーボールほどもある立派な巣が発見されました。翌日に集会準備をやりきりましたが、スズメバチの被害が世間をにぎわせるこの季節、皆さんも気を付けてください。
今回の集会は、逝去された北原鉱治事務局長を追悼し、その遺志を引き継いで三里塚闘争の発展を決意するものになりました。遺族の発言で登壇した長男の北原健一さんは、「労働者の未来を切り開き、住民の未来を切り開き、世界の人たちとの連帯をかちとりながら形作っていく突破口として三里塚の闘いはあるんだ」と反対同盟の一員として闘う決意を語りました。歴史的な決断です。
動労千葉・田中委員長は、「北原さんは、動労千葉との労農連帯の最高の理解者でした」「私たちは、北原さんの遺志を受け継いで三里塚闘争をもう一度本当に大きな闘いにするという役目を担っている」と訴え、11・5労働者集会、改憲阻止1万人大行進への大結集を呼びかけました。行動隊もこの闘いに学んで、闘う人々との結合をもっともっと拡大させていきます。空港機能強化反対で芝山町、横芝光町で新たな空港反対の闘いが始まっています。三里塚闘争は52年目に突入していますが、これからが本番です。
今の情勢に応えるべく全学連は、10月10日公示―10月22日投開票の衆議院議員選挙を東京8区から斎藤いくま全学連委員長を推して立てて闘っています。斎藤委員長は、安倍政権の「この国を守り抜く」ではなく、希望の党の「この国をリセットする」でもなく、「この国に革命を」を掲げました。10・8集会では、「三里塚が育んだ人たちは、数十年かけて育て上げたこの力はこの日本中に散らばっています。労働者自身の権力に向かってともに突き進みましょう」と衆議院選挙を通して、「新しい労働者の政党」を作る決意を表明しました。衆議院選挙に勝利し、東京からゼネストを巻き起こそう!
11月5日の全国労働者総決起集会で国際連帯のさらなる発展を勝ち取り、朝鮮戦争を止めるための労働者の団結をかちとろう! 強制執行反対署名を集め、11・6請求異議裁判に集まろう!