群馬で三里塚集会 市東さんが農地守る決意
週刊『三里塚』02頁(0976号02面02)(2017/09/25)
群馬で三里塚集会
市東さんが農地守る決意
(写真 青柳晃玄さんから市東孝雄さんへカンパが手渡された【17日 前橋市】)
9月17日、群馬県の前橋総合福祉会館で、三里塚反対同盟の市東孝雄さんを迎え、「市東さんの農地を守ろう! 北原鉱治さん追悼 群馬集会」が開かれた。主催は群馬・市東さんの農地を守る会、群馬合同労組など。
DVD「三里塚闘争不屈の50年」を上映後、北原鉱治事務局長を偲んで黙禱を捧げた。
市東さんは、「北原さんの葬儀では青柳晃敬和尚に立派に務めていただきました。北原さんが亡くなって残念ではありますが、諸先輩方が貫いた信念を受け継ぎ、残された私たちが今まで以上にがんばる決意です」とあいさつした。そして、請求異議裁判、耕作権裁判の現状、第3滑走路攻撃などを報告し、「反対同盟の数は少なくなってしまったが、権力は51年たってもつぶすことができない。それは彼らのやり方が間違っており正義がわれわれにあるからです。群馬に来るたびに勇気をもらいます。私は天神峰で農業を続け、自分の生き方を貫きます」と決意を述べ、参加者の大きな拍手を浴びた。
群馬合同労組中央タクシー分会の労働者をはじめ全参加者が、自分の現場での闘い、かつて三里塚で闘った体験、三里塚に寄せる思いなどを熱く語り、市東さんとの連帯を表した。現闘と全学連現地行動隊の同志も、勝利への決意を述べた。
群馬合同労組の清水彰二委員長が、10・8三里塚、11・5全国労働者総決起集会などの行動方針を提起した。
最後に、群馬の地で長く闘ってきた青柳晃玄さんが、農地を守る会34人の会費10万円余と会場カンパを市東さんに手渡し、反対同盟と群馬との不滅の連帯、10・8大結集を誓い合った。
市東さんが収穫し持参したじゃがいも、たまねぎ計70㌔は、小分けにされて参加者に配られ大好評だった。