守る会・福島が総会 労農連帯で農地守る誓い
週刊『三里塚』02頁(0975号02面04)(2017/09/11)
守る会・福島が総会
労農連帯で農地守る誓い
(写真 共同代表から伊藤さんへ署名と地元焼酎が贈呈された【27日】)
8月27日、「市東さんの農地を守る会・福島」の第2回定期総会が福島県郡山市ビックアイで開かれた。反対同盟からは事務局の伊藤信晴さんが参加した。冒頭、DVD『三里塚闘争 不屈の50年』を上映、迫力ある映像が参加者の胸を熱くした。
司会の藤井千賀子さんが開会あいさつを行い、8月9日逝去された北原鉱治反対同盟事務局長への黙とうが捧げられた。続いて、共同代表の鈴木光一郎さんが「市東さんの農地を絶対に守るためにこの会を結成した。農民会議も闘う」とあいさつを行った。ふくしま合同労組、動労福島、婦人民主クラブ全国協からは、51年にわたり原則を貫いて闘う三里塚闘争への熱い思いが語られた。
伊藤さんは「北原さんの逝去に全国から追悼の言葉が寄せられている。事務局一丸となってこれからも北原派として闘う。夏目誠NAA社長は、空港の浮沈をかけて空港機能強化をやる、今年が勝負だと年頭あいさつで言っている。国家権力と闘う困難さに負けず地元の芝山でも闘いが始まっている。勝利の展望は労農連帯で世の中を変えることです」と力強く訴えた。
共同代表の橋本光一さんが、総括と方針を提起。職場や地域での闘いとの一体化に向けた労働者・農民の相互の学び合いが重要だとして、三里塚や地元の農家への援農を通して交流を推し進めてきた前進が語られた。活発な質疑応答の後、今年2人の会員を拡大したことなどが報告され、10・8全国集会への結集を誓い、団結ガンバローで締めくくった。
帰路の車中で伊藤さんは、「住民の気持ちに寄りそいながら闘う福島―三里塚の一体感を実感した。権力の福島圧殺と闘う守る会に勇気づけられた」と感想を述べた。