団結街道

　成田空港建設による市東孝雄さんへの農地強奪攻撃と空港機能強化を阻止する三里塚闘争の発展で戦争を生みだす資本主義に終止符を打とう▼現下の大恐慌を根底において規定している「過剰資本・過剰生産力」の根本矛盾から資本主義・帝国主義は逃れることはできない▼互いに競争し合う資本は、絶えざる設備投資や野放図な生産から市場の需要に対して供給が過剰となり儲けが少なくなる傾向が絶えず生みだされる。労働者に支払われる給与では自らが生み出した生産物である商品を買い戻すことはできない。かといって巨大となった工場設備を簡単に破壊するわけにもいかない▼結局、資本主義はスターリン主義の裏切りに助けられ２度の世界大戦によって根本矛盾の解決を先送りにした。ミサイルも戦車も戦闘機もどんどんお互いを破壊し、人間も戦死というリストラで過剰にならない最大の「公共事業」とも言える戦争で人もモノも破壊し経済を回す▼同時に、資本の価値増殖運動は世界市場の獲得（＝戦争）のために現在最も早い交通手段である飛行機を必要とし、農民の農地を国家暴力で奪おうとする▼人類が破滅に向かおうが資本がためらうことはない。核戦争阻止へ！　その未来は資本主義の墓堀人である労働者階級の手にかかっている。そして、世界の仲間との共同性に立脚した労農連帯・国際連帯の砦＝三里塚がその中心に立つ！