全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 全学連大会へ結集を 大学の現実変えよう 全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
全学連大会へ結集を
大学の現実変えよう
全学連三里塚現地行動隊長 今井治郎
暑い暑い日照りの梅雨が過ぎたかと思えば、どんよりとした雲が立ち込める蒸し暑い夏が来ました。最多に並ぶ8個の台風が発生した7月、「不安定な大気」の下で時折降る夕立ちは、恵みの雨となるのでしょうか。
産直ケースをにぎわす野菜も、とうもろこしの黄色、人参の朱色、にんにくの白からトマトの赤、トウガラシやモロヘイヤの緑へと、少しずつ彩りを変えています。お盆のお休みを過ごした皆さんのもとにはどんな野菜が届くでしょう。
改憲阻止ストを
全国の学生の皆さんに8月30、31日に行われる全学連第78回定期全国大会(全学連大会)への参加を訴えます。今年のスローガンは「キャンパスから貧困と軍事研究なくそう! 改憲とめる大学ストをやろう!」です。
7月は、労働者・農民・学生が安倍政権への怒りで立ち上がり、その力を示す1カ月になりました。「安倍を監獄へ」の怒りが叩きつけられた秋葉原と都議選での自民党の歴史的惨敗、韓国・済州の農民と合流し180人が集まって大成功した天神峰・樫の木まつり、京都大当局の妨害をはねのけて多くの学生との合流をかちとった京大「大共謀祭」、連合の「残業代ゼロ法」容認を吹き飛ばした労働者のデモ、稲田朋美を防衛相から引きずり下ろした「日報問題」と戦争への怒り、新たなインターナショナルの建設へついに立ち上げられた国際連帯共同行動研究所。この闘いをそれぞれのキャンパスに引き継ぎ、始める、そのための討論を行うのが全学連大会です。
今のキャンパスの現実はどうでしょう。京都大学では、7月25日付で反戦ストを先頭で闘った4学生に対して「学生の本分を守らない行為を行った」として放学処分=退学処分が下されました。労働者の貧困が進む一方で学費は高騰を続け、奨学金は今や「1兆円ビジネス」。大学予算は削られ、研究費の確保のために軍事研究が容認されていく......「学生の本分」とは何だ! 安倍が「2018年改憲」を叫ぶ以前より、キャンパスに憲法なんてものは存在していなかったではないか!
広島の闘い学び
今年の8月5~6日の広島闘争では、朝鮮戦争の最中に「ヒバクシャ」が先頭で立ち上がって8月6日を反戦反核の日としてかちとってきたこと、それに連帯して広島大生も無期停学処分を受けながら闘ったことを学びました。「日常的な改憲に立ち向かい、今こそ社会的な善悪をはっきりさせるときです(8・5全国学生交流集会基調)」。全学連大会からその一歩を始めましょう。
京大での闘い、都庁ふくしま署名解雇を許さない闘い、新国立競技場建設問題でも明らかになったオリンピックの問題、築地市場移転反対の闘いなど、安倍政治の矛盾は噴出しています。三里塚現地でも、空港機能強化反対の闘いを先端に無数の人々が新たに立ち上がっています。
8・30〜31の全学連大会に集まろう! 強制執行反対署名を集め、10・8三里塚全国集会に大結集を作り出そう!
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全学連第78回定期全国大会
8月30日(水)午前10時開会
〜31日(木)
浜町区民館(東京都中央区日本橋浜町3―37―1)
参加費1000円(2日間)