北島候補に2496票 都議選 安倍打倒の情勢開く
週刊『三里塚』02頁(0971号01面03)(2017/07/10)
北島候補に2496票 都議選
安倍打倒の情勢開く
(写真 選挙最終日、反対同盟と全国農民会議ののぼりも立った【7月1日 荻窪駅北東口】)
7月2日投開票の東京都議会議員選挙に立候補した北島邦彦さんに2496票の杉並区民の熱い支持が寄せられました。
北島さんは、朝鮮侵略戦争の超切迫のもと、改憲・戦争と対決し「安倍を監獄へ」をスローガンに掲げ、安倍・小池打倒のゼネストと革命をやりぬく新しい労働者の政党をつくろうと全力で訴えました。その訴えは今の政治と社会に対する労働者人民の根源的な怒りを解き放つものとなり、ついに巨大な安倍打倒情勢が切り開かれました。
選挙最終日には、秋葉原についに引きずり出された安倍に対して「帰れ」「やめろ」の激しいコールが叩きつけられ、「安倍・菅を監獄へ」のボードが突きつけられました。「安倍こそ最大の国家犯罪者だ」「公安警察の解体を」の訴えは、森友・加計学園問題などの大疑獄―公安警察と国家権力中枢の腐敗に怒るすべての人民の声です。
そして、全世界の仲間のために非妥協で闘う労働運動・革命運動への共感と支持が広がりました。何より46年の超長期にわたって指名手配攻撃を跳ね返して闘う大坂正明さんの闘いへの圧倒的注目・共感が寄せられました。追いつめられた国家権力が大坂さんをデッチあげ起訴したことは、1%の安倍らが99%の労働者から搾り取った社会の富を独占、私物化し、共謀罪をふりかざして戦争に駆り立てようとしていることとの一体性を鮮明にさせるものになりました。街頭や職場で「大坂さん、星野さんとともに闘う」と学生や労働者が真正面から訴えたことで、国家犯罪と非妥協で徹底的に闘う党への根底的信頼をかちとる場となったのです。中核派の機関紙『前進』の高校生特別号や前進チャンネルは新たな結びつきを実現しています。無実の大坂さん、星野文昭さんの奪還をかちとる闘いを発展させることこそが、共謀罪・改憲・戦争と闘い勝利する道です。
何より今回の都議選では、北島さんとともに闘う労働者が首都東京で労働運動をよみがえらせる歴史的挑戦に大きく踏み出しました。ゼネストによってこそ安倍を監獄に叩きこむことができます。都議選決戦は、東京都に闘う労働運動の拠点を打ち立てられるという確信を生み出しました。動労東京や都庁レストラン解雇撤回闘争を闘う労働者、東交・都労連の闘う労働者とともに、「豊洲移転撤回! 民営化阻止」「改憲=オリンピック反対」「被ばくさせない! 子どもの命と未来を守れ」の闘いの真の勝負はこれからです。
6月30日には韓国で初めて非正規労働者を軸とするゼネストが闘われました。この闘いは、日本における2018年問題=労働法制改悪・非正規職の大量解雇と対決し勝利する道を差し示してくれています。腐った政治と社会を変えるのは労働者の団結した闘いです。ゼネストを実現し、安倍政権にトドメを刺そう!