北総の空の下で 共謀罪「成立」 共謀し安倍打倒へ

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週刊『三里塚』02頁(0970号02面05)(2017/06/26)


北総の空の下で
 共謀罪「成立」
 共謀し安倍打倒へ


 6月15日、手順無視の奇襲的強行採決で共謀罪法成立! 日本列島で怒りが沸騰し、商業新聞に「刑事司法の大転換」「自由と人権はどこへ」等々の見出しが並びました。
 今私たちが肝に銘じるべきは、共謀罪に萎縮して自主規制に走らないこと。そうでなければ安倍政権の思う壺です。
 与党は、小選挙区制のからくりで支持率を大幅に上回る議席を集め、教育政策で次世代をじわじわと取り込んでから18歳選挙権を導入しました。加計・森友学園疑獄事件は、教育政策の面からも検証が必要です。教育勅語や安倍賛美を唱和させる教育は、連中が忌み嫌う北朝鮮の将軍賛美と瓜二つです。
 「日の丸・君が代」反対で闘った元教員の根津公子さんが『希望は生徒』という本の中で、「自分の頭で考え判断し行動できるような資料や知識を提供し、子どもたちに寄り添うのが教育」と語っています。オンリーワンの布カバンを作る家庭科実習、実体験や味見から考える食品添加物学習、生徒が作る自分たちが主役の卒業式……。子供たちは学ぶ楽しさに目覚め、間違っていると思ったら親や校長にも意見をぶつけるようになります。
 安倍・石原・橋下らは、「日の丸・君が代」法制化とともに自主的に考える教育を廃して、愛国心という踏み絵を教育現場に持ち込みました。共謀罪はその集大成です。
 労働者も農民も、三里塚も沖縄・福島も、安倍政権打倒へ共謀しましょう!
北里一枝
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