北総の空の下で 市東さんの目線で 玉ねぎの効能
週刊『三里塚』02頁(0968号02面08)(2017/05/22)
北総の空の下で
市東さんの目線で
玉ねぎの効能
畑も木々も、日々新緑に塗り替えられていく季節です。野菜の成長も早くて、レタスや葉物満載のケースに、「青虫の気分でバリバリ食べてます」とのお便りも。入梅までのカウントダウンが始まって、仕事量もマックスの5月下旬です。
今年好調な野菜の一つが玉ねぎです。常温で長期保存できる基本食材ですが、何日も続く寒中の移植作業と草取りが報われない年もあるだけに「よし!」とガッツポーズが出ます。玉ねぎは利用範囲が広く血糖値抑制効果が実証されています。薬は取り過ぎると低血糖症を引き起こしますが、玉ねぎは副作用の心配がない優れもの。
辛味が少なくみずみずしい新玉ねぎを生食で、炒めて甘味を引き出しカレーやハンバーグへ、煮込み料理へ、かき揚げ天、オニオンリング、じゃが芋とセットで定番の味噌汁……たっぷり食べて健康管理もできれば、言うことなしです。
5月25日の請求異議裁判第2回を見据えて、援農や現地調査など、市東さん宅を中心に交流の輪が広がっています。決戦本部の呼びかけに応えて「まず見ること、知って伝えること」がモットーです。異議審は闘いが切り開いた新境地、一回一回が勝負です。この畑を耕し、この作業場で野菜を束ねる市東さんの目線で、裁判に臨みたいと思います。
安倍政権は、人心の不安をあおり、監視社会から挙国一致への一本道を作ろうとしています。三里塚から全国から、今声を上げなければ!
北里一枝