「夜間飛行制限緩和見直しを」 自治体連絡協議会
週刊『三里塚』02頁(0968号02面04)(2017/05/22)
「夜間飛行制限緩和見直しを」
自治体連絡協議会
成田空港の周辺9市町からなる「成田空港圏自治体連絡協議会」の総会が5月16日、多古町コミュニティープラザで開かれた。
5月11日に9市町と県は、すべての説明会で反対の意見が噴出した「発着時間を深夜と早朝の計3時間延長する「夜間飛行制限緩和案」を見直すことを求める要望書を国交省とNAAに提出している。今回の総会で、会長である小泉一成成田市長は国交省とNAAに次回の四者協議会での具体的な制限時間を明らかにすることを求めた。
NAAと国交省は「成田空港の競争力確保と空港周辺地域の生活環境の保全が両立できるような方策について検討する」と応えた。次回の四者協議会は未定。
競争力確保と生活環境の保全は真っ向から対立する問題だ。競争力をあげるためには24時間航空機を飛ばし、1時間あたりの本数も増やさなければならない。そして便数を増やせば増やすほど騒音・落下物の危険性は増え生活環境は破壊される。空港で働く労働者にとっても労働強化が強いられることになる。労働者・住民の命を無視するNAA・国を許すな!