全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 戦争と共謀罪に怒り 現地に駆けつけよう 全学連三里塚現地行動隊 二川 光
週刊『三里塚』02頁(0967号02面02)(2017/05/08)
全学連三里塚現地行動隊日誌
市東農地決戦の先頭に立つ
戦争と共謀罪に怒り
現地に駆けつけよう
全学連三里塚現地行動隊 二川 光
(写真 5・3憲法集会で署名を集める全学連行動隊と現闘本部員)
気温が上がり昆虫が活発に動き回っています。野菜がすくすくと育ち、出荷の日を待ちわびています。農作業をとおして、三里塚現地の息吹を感じてください。
安倍政権は朝鮮半島に対する戦争をトランプとともにやるという決断をしました。絶対に許すことはできません。学生が三里塚闘争に立ち上がることこそ朝鮮戦争を阻む道です。是非現地に駆け付けてください。
安倍は2020年の東京オリンピックに向けて改憲を打ち出し、「9条に自衛隊を明記する」と叫んでいます。さらに、労働組合や学生自治会、市民団体に対して共謀罪を先取りするような弾圧をしかけています。労働者や学生を弾圧する公安警察の合法化を狙っているのです。この共謀罪に対する怒りが空前の規模で闘われています。
軍事研究許さず
全学連はこの「戦争か革命か」の中で、4月26日に京大で集会を闘い、夕方には学生討論会を岡山大学名誉教授・野田隆三郎さんをお招きし、斎藤郁真全学連委員長と作部羊平京都大学全学自治会同学会委員長の3人の提起を受け討論しました。第2次世界大戦で科学者は「幸福のための科学」としての学問を放棄し、戦争協力を科学者がやったことで拍車がかかったと指摘されていました。討論の中で「軍事研究について、大学は寄付金として処理しましたと言って、軍事研究を事実上容認している」「搾取されている構造が生きられない現実を作っている」とか「大学とはどういう場所なのか」が議論されました。つまり、大学であり社会とはなんなのか。政治と生活が分けられていることをどうつなげてのりこえていくかが大きな課題になっています。4月28日には法政大学の正門前で沖縄デー集会とデモを法大生に訴え、「組織的業務妨害団体」というネガティブ・キャンペーンを打ち破って、法大生と結合しました。軍事研究と奨学金、戦争と貧困で未来を奪う社会を変えましょう!
800人が署名
有明で開かれた5・3憲法集会には主催者発表で5万5千人が集まりました。反対同盟の太郎良陽一さん、伊藤信晴さんが支援の仲間を率いて登場し、市東孝雄さんへの強制執行反対署名を訴えました。全学連斎藤委員長らも合流し、800筆以上の署名が集まりました。会場では、4月29日に東京メトロや東武鉄道が、北朝鮮がミサイルを撃ったとして10分間電車を止めたことの異様さに怒る人、あるいは共謀罪に対して怒りを燃やしている人と討論できました。5月6日時点で2123筆もの署名が集まっています。市東孝雄さんが100年、親子3代に渡って農業を営み、成田軍事空港の完成を阻み続けていることに多くの共感が寄せられています。周辺住民が第3滑走路建設反対の声をあげ、NAAに対して計画の見直しを迫っています。請求異議裁判への強制執行反対署名が次々と集まっています。「北朝鮮への戦争」を煽り、森友学園事件に見られるような「教育の民営化」がもたらした教育勅語の復活、排外主義と一体の共謀罪成立を絶対に阻止しましょう。韓国の民主労総は「民営化は悪だ」と訴えて、ゼネストを闘いぬき、パククネを倒しました。日本でも実現していきましょう。5・15沖縄闘争でゼネストを実現しよう! 全国の労働者・学生は三里塚現地に駆け付けつけよう! 強制執行反対署名を職場・学園で集め、5・25請求異議裁判とデモに立とう!