団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0966号01面07)(2017/04/17)


団結街道


 「45歳を不起訴」。ついに年齢が犯罪になる時代が来たのか! と思ってしまいそうな4月25日付読売新聞の見出しだ。免状不実記載デッチ上げ弾圧を粉砕し、奪還されたY同志を報じる記事だった▼そもそもY同志は前進社に住んでおり、不当な家宅捜索の際にも居合わせている。このことは権力も知っているはずだ。しかし、裁判所に嘘をついて令状を取り不当逮捕し家宅捜索に入る。まさに権力の乱用と言うほかない▼法律は三つの条件がなければつくってはならない(羽仁五郎)。第一に、他の方法でできることを法律を使ってやってはならない。第二に、有効でない法律を作ることは許されない。第三に、乱用のおそれがある法律を作ってはならない▼そもそも住んでいるところと違う住所が免許に書かれているということだけで一体社会に何の不利益があるのか。国会議員や単身赴任で働く労働者、学生もふるさとに住所を置いている人が多いのではないか▼戦前の旧大審院の判決では手ぬぐいが凶器と認められている。手ぬぐい片手に友人と風呂へ連れ立っていくことも犯罪とされかねないのが共謀罪だ▼これを阻むのに暴力も破壊もいらない。労働者がみんなで、ただ働くのを止めるという「平和的手段」としてのゼネラルストライキがあればいい。これを暴力的に禁止するから暴力革命の必然が生まれてくる。万国の労働者団結せよ!
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