動労総連合 JR東本社にデモ 3・4ダイヤ改定に抗議行動

週刊『三里塚』02頁(0963号02面01)(2017/03/13)


動労総連合 JR東本社にデモ
 3・4ダイヤ改定に抗議行動

(写真 動労総連合のデモがJR東本社を痛撃【3月5日】)


 3月5日、動労総連合と全国労組交流センターの労働者は、JR東日本本社(新宿)前に登場し、外注化・地方切捨ての3・4ダイヤ改定に抗議する行動に決起した。圧巻だったのは、動労千葉の組合員を先頭にした動労総連合に結集する全国の単組の隊列だ。
 本社ビルはJR新宿駅南口に建つ。シュプレヒコールと発言があたり一帯にとどろくや、休日午後の新宿駅南口には労働者階級の力強い活気がみなぎった。動労千葉はストライキ二日目に突入。田中康宏委員長は、第二の分割・民営化である分社化と転籍・非正規職化攻撃と徹底的に闘うことを宣言。各地の動労総連合と労組交流センターの労働者は、青年を先頭に闘いの報告と決意を表明した。
 新宿駅を一周するデモは「国鉄分割民営化は破産した/JRの分社化、地方切り捨て反対」の横断幕を先頭に動輪旗とのぼり旗が続いた。労働者の熱いまなざしと声援を受け、再びJR東本社をデモ隊が直撃した。
 知り合いの労働者が、駅清掃のJR関連会社で働いていると聞いたので声をかけた。労働条件や待遇のひどさは予想を超えるものだった。時給700円少し、月収が11万円いかず、一人ではとても生活できない。職場の3人で労働組合を作り会社と交渉に入った。会社は「JR施設内ではビラをまくな」と言ってくる。それをはね返して、組織拡大に努めていると語った。「生活できる賃金をよこせ」のシュプレヒコールは、労働者の切実な声だ。労働者の団結だけが社会を変えることができる。
 安倍の「働き方改革」の最先端がJRの第二の分割・民営化攻撃だ。これを打ち破る国鉄闘争は、燎原の火だ。動労総連合の拡大とストライキが革命の時代を切り開く。
(神崎尊)

動労千葉スト決起集会

 動労千葉が3月3日、千葉市内で行った「スト貫徹!総決起集会」に反対同盟から太郎良陽一決戦本部長と伊藤信晴さんが参加した。
 太郎良さんは、連帯あいさつで「動労千葉のような戦闘的労働組合が、安倍の『働き方改革』なる労働者抹殺、改憲、戦争政治を打ち破る先頭に立っていることに敬意を表します。裁判所による強制執行攻撃との切迫した状況を迎えていますが、請求異議裁判で、『再審の開始』とも言うべき画期的な闘いの地平を切り開いきました。逆転勝利は可能です。3・26全国集会に集まってください」と意気高く訴えた。(写真下
 集会には200人が結集し関道利副委員長が、3月4日の始業時から5日まで、全本線運転士延べ70人がストに突入すると宣言した。
 川崎昌浩書記長がJR東日本との交渉経過を報告し、基調を提起。「君津・木更津系統分離」と称して内房線と久留里線を切り捨てる今回のダイ改を許せば、やがては廃線につながる」と訴えた。
 大竹哲治副委員長がJR貨物との交渉経過を報告、続いて千葉運転区、津田沼、銚子、佐倉、京葉、木更津の運転職場の各支部がスト貫徹の決意を表明した。
 集会をまとめた田中康宏委員長は、「今年はちょうど分割・民営化30年目になる。われわれの闘いによって分割・民営化は全面的に破綻した。東労組の解体状況はこれと一体だ。このチャンスを生かし、組織拡大へ総決起しよう」と述べた。

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