解雇理由はデタラメ 習志野不当解雇事件裁判
週刊『三里塚』02頁(0962号02面05)(2017/02/27)
解雇理由はデタラメ
習志野不当解雇事件裁判
2月17日、習志野市に障がい者枠で正規採用されたAさんの不当解雇事件の第2回弁論が千葉地裁・民事第3部で行われ、裁判に先立つデモ(写真)と傍聴に参加しました。習志野市長・宮本泰介による「能力不足」と称したわずか9カ月での解雇は青年に対する新自由主義攻撃の典型です。「解雇理由となった勤務成績が60点に達しなかった根拠を示せ」との議会での追及に対し、市当局は裁判で明らかにすると言っていたにも関わらず、出してきたのは墨塗りのものでした。さらに、実習日誌なるものに赤字で指導員が書いた内容(いつ誰が書いたのかもわからない)はAさんに知らせてもないし、5分前に着席していなかったとかのり付けが波打っていたなど免職理由になるはずもないことなのです。青年の生活と未来を奪うな! 参加者はみな自分のことのように真剣に考え、ともに闘う決意を報告会で明らかにしていました。私も手を挙げ、Aさんの渾身の決起を全力で守り支える決意と3・2請求異議裁判、3・26全国集会への参加をお願いしました。阪本勝裁判長は第3誘導路裁判と団結街道裁判も担当しています。第3回弁論(4月7日、午後1時半)はさらに重要な攻防に突入します。今後も全力で駆け付けたいと思います。
(反対同盟事務局 伊藤信晴)