国鉄集会 〝解雇撤回〟貫き650人 出向無効裁判勝利誓う

週刊『三里塚』02頁(0962号02面03)(2017/02/27)


国鉄集会
 〝解雇撤回〟貫き650人
 出向無効裁判勝利誓う


 2月12日、「国鉄分割・民営化で不当解雇から30年―労働者集会」(国鉄闘争全国運動の呼びかけ)が、東京・すみだ産業会館に650人を結集し行われた。JRは、業務の全面的な分社化と労働者への転籍強要、ローカル線切り捨ての第2の分割・民営化攻撃に乗り出している。これは安倍の「働き方改革」と称する労働法制改悪攻撃そのものだ。JRの3・4ダイヤ改定を阻止し、17春闘勝利をかちとろう。
 冒頭、司会の越谷市職の女性労働者の「埼玉弾圧を粉砕し3人の仲間を取り戻した」という報告に会場が沸き立った。開会あいさつを金元重さん(呼びかけ人)が行い、主催者あいさつの伊藤晃さんは「解雇撤回闘争に労働者は共感しないはずがない。この人びとに口を開いてもらえるかだ」と30年の闘いの地平とこれからの課題を提起した。
 動労千葉の田中康宏委員長は、「分割・民営化は大破綻した。職場から『民営化をぶっ飛ばそう。戦争と改憲を止めよう』の新しい闘いを始めよう。3月4日のダイヤ改定阻止へ、館山―東京で全力の闘いを貫きたい」と提起。顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は、「出向無効裁判はJRを追い詰めている」と訴え、呼びかけ人の山本弘行さんが全国運動の行動方針を提起した。
 1047名当該から、動労千葉争議団の中村仁さん、国労闘争団の成田昭雄さんが発言。さらに小玉忠憲さんは「誇りを持って闘ってきたことが、私を支えてくれた。だから、勝たなければならない」と熱烈な決意を表明した。
 動労千葉の関道利副委員長、動労水戸の石井真一委員長、動労連帯高崎の漆原芳郎委員長は外注化阻止の闘いを報告し、石田亮弁護士は出向無効裁判の報告を行った。動労千葉木更津支部の佐野正幸さんと内房線と地域を守る会の住民が2・4館山集会を報告し、動労福島の橋本光一委員長は3・11郡山への結集を訴えた。
 さらに、動労千葉青年部、動労神奈川が決意表明、動労東京から新支部結成の報告。最後の決意表明を都労連労働者、群馬合同労組中央タクシー分会、全学連が行い、集会のまとめを呼びかけ人の花輪不二男さんが行った。
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