団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0962号01面07)(2017/02/27)


団結街道


 内面性、共感と想像力の欠如、慢心、虚栄、嫉妬、人格的未熟さ、建前と本音の使い分け、自己規制、知的怠慢…。『絶望の裁判所』(瀬木比呂志著)で挙げられる裁判官の精神構造の病理の数々だ▼一坪裁判判決で傍聴席からの弾劾に薄気味悪い笑みを浮かべた高瀬順久裁判長。帽子を取れと声高に主張するも拒否されると一言も言わなくなった内田博久裁判長。昨年、京大反戦スト弾圧に対する勾留理由開示公判で全員に退廷命令を出し、待機させていた機動隊を導入した上垣猛裁判長▼早く、そつなく「事件処理」したい裁判官の行動原理が権力犯罪を引き起こしてきた▼一方、仲間への「愛と誠実」を胸に「闘いを日常化する」〈激動期の行動原理〉を貫く全学連運動は裁判所を圧倒している。暴処法弾圧・京大スト弾圧を粉砕、東北大学の青野弘明君を奪還、全学連大会への公安刑事襲撃に対する告訴・国賠では4人の刑事の名前を開示させた▼実は、昨年の勾留理由開示公判では、退廷者をエレベーターに乗せ構外に退去させようとした際にボタンがすべて押された状態となり最上階まで上昇。扉が開くたびに学生たちを暴力的に拘束する機動隊の様子が広く人々に知られることとなった。裁判所はこれを嫌ったのか今回はエレベーターを使わない1階大法廷で開廷し、退廷命令も出せなかった。労働者階級の革命的共同性と主体性を打ち立て闘おう。
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