北総の空の下で 決戦本部始動 守るべき砦ここに

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週刊『三里塚』02頁(0960号02面08)(2017/01/23)


北総の空の下で
 決戦本部始動
 守るべき砦ここに


 1月9日、旗開きと共に、2017年決戦本部が立ち上がりました。場所は、強制執行の対象となっている市東さん宅はなれです。
 最初に迎えたのは、車の両輪として闘ってきた動労千葉。旗開き会場で急きょ話がまとまって、私がのぞいた時には、カラオケで大いに盛り上がっていました。一生懸命生きて、働いて、飲んで歌って、その中から闘いのエネルギーが生まれます。集った人たちにとっては一般的な三里塚支援ではなく、市東さんの笑顔、生活、この場所が守るべき砦になります。
 旗開き後、一泊した茨城市東さんを守る会・小竹運輸労働組合副委員長の野澤英人さんは「市東さんが旗開きの発言で俺らを頼りにしてくれたのだからそれに応えたい」と意気込みを語りました。昨年後半は会社の弾圧で、闘争現場に出られない日々が続いたそうです。各々、職場や家庭で格闘しながら、仲間とつながり前に踏み出そうとしています。
 旗開きには、第3滑走路と飛行時間延長反対で活動を始めた地元の人も参加しました。昨年は、一斉行動や説明会への切り込みで、地元に点在する反対派とつながることができました。点をつなげて面にできれば、市東さんの農地を取り巻く大きな力になります。地元の人も顔を出せるような北総決起の発信地として、決戦本部の地熱を高めていきたいと思います。
 市東さんがここで、1本100円の大根を作り続けられるように全力を!
北里一枝
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