騒対協 県に要望書提出 〝住民すべてが反対〟と訴え
週刊『三里塚』02頁(0960号02面07)(2017/01/23)
騒対協 県に要望書提出
〝住民すべてが反対〟と訴え
1月11日、成田空港騒音対策地域連絡協議会(成尾政美会長=騒対協)の幹部らが千葉県庁を訪れ、NAAが昨年提示した「成田空港の機能強化案」について、国やNAAに再検討を働きかけることなどを求める要望書を手渡した。騒対協はこの日、NAAに対しても夜間飛行制限の緩和案の再協議などを求める申し入れ書を提出している。要望書では「一日のうちわずか4時間しか睡眠時間が確保されないのはあまりにも非常識。住民すべて反対と言っても過言ではない」と訴えている。
騒対協の成尾会長が元々自民党の県会議員だったことにも明らかなように、同協議会は保守系の住民団体である。しかし、その団体ですらこれほど厳しい要望を出さねばならないほど、騒音下住民の怒りが高まっているのだ。(左上に写真)
20日には、成田空港圏自治体協議会が芝山町役場で開かれた。空港機能強化策に関する説明会を打ち切る予定だったものが実行できず、65回の説明会で住民の反対の声が強いことを確認するだけの結果に終わった。