決戦本部が初イベント 1・21上映会で団結固める

週刊『三里塚』02頁(0960号01面03)(2017/01/23)


決戦本部が初イベント
 1・21上映会で団結固める

(写真 DVD上映会には30人を超す仲間が駆けつけた【1月21日 成田市天神峰】)

 「霞が関に攻め上ろう」—故・萩原進事務局次長の力強い声が響く。懐かしい闘士から最近の闘争、市東さんの決意が次つぎと画面から飛び出してくる。それを食い入るように見つめる熱いまなざしの数々。
 1月21日、故・市東東市さんの命日にあたるこの日、決戦本部(市東さん宅はなれ)でDVD上映会が行われた。上映されたのは「三里塚闘争 不屈の50年」。昨年、50周年東京集会で上映されたDVDのフルバージョンだ。
 1回目は10時から。まだ、人は集まってこない。太郞良陽一さん、伊藤信晴さん、現地の仲間で見ていると、ひょっこり市東孝雄さんが顔を出し、みんなでコメントしながら鑑賞する。
 2回目は14時から。仕事の合間を縫って萩原富夫さんが顔を出す。続々と人が集まり、その数三十数人。うれしくもある窮屈さを我慢しながら、みんなで1時間弱のDVDに集中した。
 DVDの上映が終わると、そのまま茶話会へ。司会の伊藤さんが「これだけ多くの皆さんに来てもらって、闘う気持ちを強固にする集まりになった」と感謝の言葉を述べ、太郞良さんが決戦本部長としてのあいさつ。
 「多くの人が市東さんの決戦に駆けつけて闘える場所と態勢をつくるために、決戦本部を立ち上げた。実力闘争を絶対にやる。そのためにはとにかく闘いを広げようということで、今日は第1回目の映画会。どんどん広げていきたい」と決意を述べた。
 続いて、参加者全員が自己紹介もかねて、それぞれの思いを述べた。ざっくばらんに語り合っても、ここはやっぱり決戦本部。茶話会はさながら決起集会となった。
 革共同の鎌田雅志同志は、「祖父から3代、100年の農地死守を貫く市東さんと、祖父から三代、戦争に向かって突き進む安倍。このどちらを労働者人民が支持するかは明白だ。核心点は市東孝雄さんを団結の中核にして、巨大なスクラムを全国の職場、学園、地域に拡大していくこと。その力を全力で現地に総結集させる」と力強くあいさつした。
 第1次代執行から闘いに参加している人、20歳前の若い学生、地域で活動する労働者、さまざまな人が語り合い、決戦に向けた団結をうち固めた。
 最後に木内敦子さんが「反対同盟の三里塚というだけではなく、一人一人の三里塚闘争だと思う。それぞれの三里塚がこういう形で結びついている。もっと結びつくように、今までになかった工夫を凝らして、やれることをすべてやりたい」と意気込みを語り、太郞良さんが1・30―2・14―3・2への全力結集を提起した。
 参加者は、あらためて思い思いの一言をメッセージカードに残し、「仲間を連れて、また来よう」の決意を胸に、決戦本部をあとにした。
 なお、DVDは反対同盟の制作で頒価1000円。問い合わせは現闘本部まで。
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