市東さんとスクラム組んで闘おう 新現闘本部員からの決意

週刊『三里塚』02頁(0959号02面01)(2017/01/16)


市東さんとスクラム組んで闘おう
 新現闘本部員からの決意

(写真 新年の敷地内デモを闘う全学連【1月9日 成田市天神峰】)


 2017年、三里塚はかけねなしの決戦に突入しました。この決戦情勢の中で、全人生をかけて立ち上がる市東さんをはじめ反対同盟のみなさん、新たに行動隊に決起した仲間とともに、新三里塚現闘員として全力を挙げて闘いぬく決意です
 昨年の10・25最高裁棄却決定は絶対に許せません。戦争のために専業農家である市東孝雄さんの農地を奪い、100年耕し続けてきた血と汗と涙が梳きこまれた農地を奪う。離れや作業場も奪い、離農を強制するという暴挙を断じて認めることはできません。
 しかし、市東さんも言うように、闘いは負けたわけでも、終わったわけでもありません。闘いはまさにこれからです。
 三里塚闘争50年の歴史の中で、実際に強制収用されたのは大木よねさんただ一軒の農地だけです。すでに土地強奪の伝家の宝刀・土地収用法は適用できず、追い詰められているのは国家・資本の側です。闘わずして屈服してきた勢力とは違い、市東さんは「1本百円の大根をつくり、仲間と共にこの地で生きる」不動の決意を表明しています。
 戦争に反対し、福島・沖縄との連帯にかけて農地を守ると宣言する市東さんとともに、決戦を決戦として打ち抜けることに感動し、身の引き締まる思いです。働く者が生きていけない社会を根本からひっくり返すために、命を守り育む農地を耕し、守り抜く闘いは労働の奪還そのものだと思います。動労千葉の闘い、反対同盟の生き様は、新自由主義による競争・分断、「命よりも金」の価値観を打ち砕き、「闘えば必ず勝つ」という勇気と確信を多くの青年・学生に与えてくれています。労農連帯・国際連帯を今こそ発展させましょう。
 反対同盟は、圧倒的大衆的実力闘争の爆発に向けた決戦本部を同盟・支援一体で立ち上げました。韓国・民主労総を先頭とする戦闘的大衆的闘いを日本の地で実現するテコに決戦本部をしようじゃありませんか。
 全国の職場・キャンパスからどんどん現地へと駆け付けて下さい。同時に、現地からも決戦本部ニュースやリーフを発行し、情報をどんどん発信していきます。
 三里塚闘争は、権力打倒の階級闘争であり、プロレタリア独裁権力樹立にむけた労農同盟を築き上げる闘いです。『前進』と創刊40年を迎えた『週刊三里塚』を武器に、一千万人と結びつく宣伝・扇動への飛躍をともにかちとりましょう。
 1月30日の耕作権裁判を皮切りに裁判闘争が連続的に闘われます。裁判所に対する実力闘争としてのデモと傍聴闘争への決起を呼びかけます。
 第3滑走路計画は、もう一つ空港をつくるような暴挙です。であるなら、現地闘争本部を2倍化させる決意で、周辺住民、空港内外の労働者と結びつき、北総20万人の決起を再び三里塚の地で実現させたいと思います。私は、2017年、新たに三里塚現闘として、市東さんと固くスクラムを組み、農地強奪実力阻止の闘いを青年・学生と共につくりあげる決意です。ともに闘いましょう!
(N)

農地決戦にすべてかけ
 全学連現地行動隊 首都圏大学・F

 僕は市東さんの農地を絶対に守りきるために、この農地決戦を勝利させるために、本当に体を張って、実力で強制執行、さまざまな暴力的なすべての弾圧に対して命がけで闘う。
 その力をこの三里塚の地で示していく。それを全学連現地行動隊として、僕はこの現実に怒っていいんだということを訴え、暴力に対しては暴力で対抗する。こういうことを示していくことだと思っています。
 全学連は2017年、全力で、闘っていきますのでよろしくお願いします。(旗開きの発言)

このエントリーをはてなブックマークに追加