反対同盟・共闘団体の発言

週刊『三里塚』02頁(0959号01面02)(2017/01/16)


反対同盟・共闘団体の発言


 反対同盟および共同団体の動労千葉、全国農民会議の発言を紹介する。
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未来かかる闘い
 北原鉱治事務局長

 2017年は、いよいよ市東さんの農地死守・強制執行阻止の重大な決戦の年だ。市東さんの農地を守ることは全国の農民・労働者人民の未来のかかった問題だ。戦争と改憲の安倍政権打倒へ、強制執行阻止へ力を貸して下さい。

みんなで声を
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 最高裁のまったく許せない反動判決が出された。本当にはらわたが煮えくり返る。国策に逆らう者は一切認めないとんでもない暴挙だ。しかし、勝利的に闘いきった一年だった。2017年、待ってました、皆さんの登場です。私一人の力では何もできない。強制執行の判決が出た以上、いつ来るか分からない。しかし、皆さん一人ひとりが、市東孝雄になってもらって、この攻撃をはね返していただきたい。そのために、現地に1時間でも、お顔だけでも見せて頂ければ「頑張る」という気持ちになる。そして安倍政権による戦争。真珠湾に行って「戦争しちゃいけない」なんて言って、日本の中では辺野古の新基地、成田空港の軍事空港化も考えている。金持ち達も同じ考えだ。彼らの言いなりになるわけにはいかない。みんなで声を出して見せつけよう。一人でも多く現地に駆け付け、共に闘って頂きたい。

社会ひっくり返す
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 問題は資本主義体制だ。世の中はドンドン壊れていき、生きづらい社会になっている。この豊かな北総台地が壊され、人の命を育む農業がないがしろにされることは、根本的に間違っている。暮らしの実感から、闘うことがブームになるようなムーブメントをつくっていきたい。第3滑走路建設、空港機能強化を絶対に許しちゃいけない。空港周辺にも訴えていく。
 市東さんはたとえ農地を取られても、天神峰の騒音のものすごい所で生活を続け、人生を全うしようとしている。自分も引き継いできた畑を守り、空港建設に象徴される住民無視、農民殺し、労働者、人間無視の社会をひっくり返すためにこれからも断固闘っていきたい。

歴史動かす力を
 動労千葉 田中康宏委員長

 三里塚闘争が風雲急を告げ、勝敗が労農・人民の未来を左右する時代がもう一回来た。私たちがやることは一つ。反対同盟の新たな闘いの決意を全国に広げ、三里塚闘争への決起を訴えることだ。国鉄闘争、三里塚闘争、安倍政権の戦争・改憲攻撃粉砕を三位一体で闘おう。2月12日の国鉄集会を出発点に、韓国の民主労総と肩を並べて歴史を動かす力になるよう闘いたい。

農民の決起つくる
 全国農民会議  小川浩さん

 市東さんへの強制収用は農民を抹殺する攻撃。「71年北総暴動」=農民の決起をつくりだそう。昨年、岡山・新潟で新たな支部を結成した。トランプがTPPをやらないとしても新自由主義的な流れは変わらない。日本でも農民切り捨てに怒りが高まっている。農民会議は、三里塚闘争を通して農民の政治闘争への決起をつくりだす。

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