11・27全国集会 2017年に星野さん奪還を 2・17徳島刑務所闘争へ
週刊『三里塚』02頁(0957号02面04)(2016/12/12)
11・27全国集会
2017年に星野さん奪還を
2・17徳島刑務所闘争へ
(写真 450人が結集して成功した11・27全国集会【新宿区・牛込箪笥区民ホール】)
「今こそ星野文昭さん奪還 11・27全国集会」が牛込箪笥区民ホールで開かれ、450人の結集で大成功した。星野新聞の創刊、82か所におよぶ絵画展の開催、岐阜、室蘭、静岡での新たな救援会の結成、全証拠開示・再審無罪に向けた100万署名の前進と結合、4回目となった徳島刑務所包囲デモ、韓国・アメリカとの国際連帯の前進…この1年間のあらゆる闘いの前進を総括し、2017年、必ず星野奪還をかちとる決意みなぎる集会となった。
星野暁子さんが読み上げたメッセージで星野文昭さんは、「星野闘争は、星野無期・42年投獄に対して、どこまでも労働者人民の自己解放=人間解放の力を信頼し、かつまたその力を共に磨き形成することによって日々を勝利的に闘っているものとしてある…」、「今、一人一人が星野を自らの闘いとして闘っている。それが『壁がなくなっている』ということであり、私と暁子を『孤立』から根本的に解放しています」、「どこまでも心一つに闘い勝利しよう」と熱烈に呼びかけた。
暁子さんは訪韓での拘束労働者後援会との交流や面会でのやり取り、闘いの前進を報告し、「何もないところからすべてを奪い返す闘い。団結にすべてをかけて闘う星野と共に闘い、勝利しましょう」と訴えた。
再審弁護団報告では、岩井信弁護士が、証拠開示の全面的見直しの動きの中、目撃証人の供述調書の開示を裁判所に迫る闘いの前進を報告した。西村正治弁護士は、非人間的獄中処遇との闘いの重要さを、和久田修弁護士が徳島刑務所包囲デモについて、藤田城治弁護士が救援運動の大切さを、酒井健雄弁護士が世の中を変える闘いと一つだ、と訴えた。最後に鈴木達夫弁護団長が、勝利の基軸は沖縄闘争の正義性だとし、検察庁の倉庫にある無実の証拠を開示させる決意を語った。
基調報告を事務局の金山克巳さんが行い、2017年、100万署名の実現を訴え、友人面会と獄中処遇改善を求める2・17徳島刑務所闘争への結集を呼びかけた。
集会後半は、アメリカ・韓国のビデオメッセージ、仙田哲也さんの訪韓闘争、今年結成された救援会、みやぎ・三多摩・大阪での絵画展、沖縄万人の会・和田邦子さんの報告がなされ、共に闘う決意を、全国労組交流センターの辻川慎一さん、婦人民主クラブ全国協議会の川添望さん、3・11反原発福島行動実行委の椎名千恵子さん、全学連の斎藤郁真さん、革命的共産主義者同盟の鎌田雅志さんが行った。家族からの訴えの後、元木美起子さんが2・17徳島刑務所闘争を訴え、新潟・広島・群馬の仲間の決意が語られ、閉会あいさつを共同代表の戸村裕美さんが行い、ソリダリティを全体で熱唱、団結ガンバローで締めくくり、2017年奪還を誓いあった。