韓国 11・30〜12・3 パククネ政権退陣掲げ デモ、青瓦台に迫る
週刊『三里塚』02頁(0957号02面02)(2016/12/12)
韓国 11・30〜12・3
パククネ政権退陣掲げ
デモ、青瓦台に迫る
11月30日、韓国・民主労総は結成以来21年の歴史において初めて「政権退陣」を掲げたゼネストに立ち上がった。
「第1次ゼネスト―市民不服従の日」となった11月30日、民主労総はパククネ即時退陣と一体で「労働改悪廃棄・労働3権保障・ハンサンギュン委員長釈放」を要求し、全国22万人の組合員がストライキに突入した。 この日、2カ月を超えてストライキを闘いぬく鉄道労組を筆頭に、建設労組、プラント建設労組、学校非正規職労組、金属労組などが4時間以上のストを決行してゼネスト大会に参加した。
ソウルの市庁前広場で開催されたゼネスト大会には農民や学生、障害者のほか、一斉閉店して参加した露天商など合計2万人が結集した。光州、大邱、釜山など全国各地でも6万人がゼネスト大会やキャンドル集会を行った。現代資本の拠点であるウルサンでは、現代重工業労組がストに立ち、現代自動車労組とともに闘いをリードした。
光化門広場で開催されたキャンドル集会には、民主労総組合員と市民など1万人が結集。チェジョンジン委員長職務代行は「キャンドルは、今やたいまつとなり野火となって偉大な抗争の歴史を作っている」と訴えた。 キャンドル集会では「鉄道ストライキ65日」のプラカードを掲げて組合員やその家族たちが登壇し「ゼネストで12月の勝利を切り開く」と宣言。同日同盟休校に突入したソウル大生も発言に立ち「来るゼネスト闘争勝利の日まで、大学生もともにします」と宣言して大きな拍手を浴びた。集会後、青瓦台への巨大なデモが行われた。
この後12月3日、韓国では232万人の歴史的ゼネストが打ち抜かれ、青瓦台100㍍にまで迫るデモが闘われた。