〝深夜飛行は人権侵害だ計画白紙撤回要求する〟 10・29 成田市久住地区説明会での住民の声
週刊『三里塚』02頁(0956号02面03)(2016/11/28)
〝深夜飛行は人権侵害だ計画白紙撤回要求する〟
10・29 成田市久住地区説明会での住民の声
10月29日、4000㍍滑走路飛行直下=成田市久住地区で空港機能強化に関するNAAの説明会が行われた。住民の激しい怒りの声を紹介する。
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▼4者協議会」は法に定められた機関じゃないのだから、騒音下住民はその決定に従う義務はない。
▼防音対策の要として内窓の設置」が提案されているが疑問だ。私は個人的に内窓を設定して1週間測定してもらったが、遮音効果として説明されている35~40デシベルというのはウソで、23〜24デシベルしか下がらない。結局屋外の84デシベルが60デシベルまでしか下がらなかった。これでは目が覚めてしまう。
▼ないがしろにされている気がする。2013年の深夜・早朝便延長時、「なし崩し的な延長は今後しない」と言い切って、現在発着回数が30万回にも達していない(23万回)のに50万回の話が出てくるなんて。
▼いつも空港間の勝ち負けの話が出てくるが、この辺に問題がある。勝敗は相手があることで相手が強くなれば、ますますわれわれの条件は厳しくなる。羽田の次は韓国、その次は中国が出てきた。「言っていることがすぐ変わる」という姿勢を是非変えてもらいたい。
▼久住地区の過疎化を防ぐために久住中央に住宅地を作った。今回その住宅地が騒音地域に入るのが信じられない。
▼今年の2月に敷地内に氷塊が落ち、危ない思いをした。国交省に抗議したが、成分検査しなければ飛行機からの落下がどうか分からないと言われ未だに回答がない。
▼対策を講じるとはいえ夜間を飛ばすとなると人権侵害、憲法違反に匹敵する。
▼土室区として機能強化は容認できない。丁寧な説明と言いながら、新聞では今年度いっぱいで方針を決めたいと言っている。騒音下の人間は納得できないと思う。
▼運用時間の問題で、この提案内容で了承する地区なんてあるのか。今回は弁護士と法律面で勉強して、訴訟起こすよ。
▼「相談して」と言うが、この提案を白紙に戻してくれるのか。戻さないなら話し合いにならない。