全学連三里塚現地行動隊日誌 市東農地決戦の先頭に立つ 11・6の成功を力に 団結し農地死守する 全学連三里塚現地行動隊

週刊『三里塚』02頁(0955号02面03)(2016/11/14)


全学連三里塚現地行動隊日誌
 市東農地決戦の先頭に立つ
 11・6の成功を力に
 団結し農地死守する
 全学連三里塚現地行動隊

(写真 9・7最高裁包囲デモを闘う反対同盟と労農学市民)

 最高裁第3小法廷・大谷剛彦裁判長は、10月25日付で成田空港会社(NAA)による市東さん農地明け渡しを求める農地法裁判の上告棄却決定を下した。全学連現地行動隊は満身の怒りをもって徹底弾劾すると同時に、裁判所による農地の強制収用を反対同盟と固くスクラムを組んで体を張って阻止する決意だ。
 反対同盟は27日、市東さん宅離れで記者会見を開き「決定にひるむことなく強制収用阻止へ断固として決起する」と戦闘宣言を発した。市東さんは「どんな決定であろうと、この地でがんばる。もし農地に手を出すなら一丸となって体をはって闘う。土地を守る闘いで自分の生き方を貫きたい」とゆるぎない決意を毅然たる態度で表明した。萩原富夫さんは「同じ農民としてはらわたが煮えくり返る思いだ。第3滑走路や24時間化の問題で、騒音下住民の怒りと結びつきともに闘う。沖縄の闘いとも一つだ。われわれは、一歩も引かずに連帯した闘いを強化したい」と危機に立つ安倍政権とNAAをさらに追い詰め、新たな三里塚闘争の爆発の中で勝利する決意を明らかにした。
 今回の最高裁による棄却決定は、朝鮮戦争超切迫情勢の中で、三里塚闘争が体現してきた革命にむけた労農連帯―国際連帯の地平をたたきつぶさないと一歩も前に進むことができないという支配階級の悲鳴であり、危機の表れである。朝鮮半島をめぐる「核戦争か革命か」の激突はいよいよ最終的決着をかけた闘いへと突入している。韓国・民主労総による最大最長のゼネストがパククネ政権を瀕死状態にたたき込み、アジア革命の現実性を明々と指し示している。

三里塚闘う自治会

 動労千葉―反対同盟を軸とする労農連帯は関西生コンなど階級的労働運動と結びつきを強め、労働組合による三里塚闘争の新たな爆発を切り開かんとしている。国鉄闘争勝利に向けた3労組共闘と民主労総は11月国際共同行動を呼びかけ、反対同盟もこれに応え訪韓闘争にともに決起する。
 「金・暴力・法律」といった国家・資本による恫喝と一歩も引かずに半世紀にわたり「絶対反対」で闘い続けてきた三里塚闘争は、職場・キャンパスでの日々の日常を闘争化し、他力本願ではなく「実力闘争」で「闘えば必ず勝つ」という勇気と確信を青年労働者・学生に与え続けてきた。全学連運動は、新自由主義大学と非和解に処分・逮捕を恐れず闘う実力闘争を復権した有朋寮闘争―法大闘争を経て、現下最大の反戦闘争となった京大闘争へと発展している。全学連は三里塚闘争の「不屈の精神」を胸にストライキを打ち抜ける学生自治会の歴史的復権をかちとり学生自治会の力で市東さん農地実力阻止に向け闘う決意だ。
 同時に、戦争に向けた空港機能強化(24時間化・第3滑走路建設)粉砕に向け、全学連現地行動隊は、選挙闘争で培った1千万人の怒りと結びつく宣伝・扇動戦・拠点建設の闘いをとりわけ騒音下・予定敷地内住民に分け入り、蜂起的決起の最先頭で闘う決意である。「強制執行来るなら来い」、「闘魂ますます盛んなり」の精神で闘う市東さんととことん団結し、11・6労働者集会―11月国際共同行動の爆発に向け、ともに闘おう! 三里塚闘争を闘う学生自治会の強化・拡大をかちとろう!
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