国際連帯集会 戦争と労働改悪に反対 日韓米独労働者が交流
国際連帯集会
戦争と労働改悪に反対
日韓米独労働者が交流
11・5労働者国際連帯集会が千葉市で行われ大成功した(写真)。集会冒頭、全世界の労働者の闘いの上映で熱気が一気に高まった。港合同執行委員の木下浩平さんが開会あいさつ。「民主労総の仲間が切り開いた闘いを日本で実現しよう」と呼びかけた。動労千葉の田中康宏委員長は主催者を代表し「全世界の労働者が直面している課題は同じ。国鉄分割・民営化反対の闘いに勝利した力で資本家たちの社会を終わらせよう。ハンサンギュン委員長を直ちに釈放せよ!」と力強く呼びかけた。
連帯あいさつのはじめに「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」の星野暁子さんが、2017年奪還に向けたアピールを行った。続いて、「福島診療所建設委員会呼びかけ人」の佐藤幸子さんが甲状腺ガン検査の縮小を弾劾した。
ゼネストを闘う民主労総からは3人が発言。公務員労組ソウル本部長のユワンヒョンさんは、安易な解雇と成果退出制の導入を策すパククネ政権を弾劾し、「未来世代のためにも労働者国際連帯を」と訴え、自治体協議会議長のキムドクチュンさんが無期契約職への転換・賃金差別との闘いを、鉄道労組前テグ車両支部長のイジェシクさんは全国民的な支援のもと公共部門の民営化反対闘争の前進を報告した。 律動では、「労働解放!行くぞー!」と叫び会場が一体となった。続いて、独レーバーネット・ジャーマニーのヘルムート・ヴァイスさんがドイツの現状を報告。米運輸労働者からは、一人乗務反対を闘う鉄道労働者統一委員会のジェームス・ウォリスさん、解雇撤回をかちとった合同運輸労組のエレック・スレーターさん、運輸労働者連帯委のスティーブ・ゼルツァーさんが報告した。
在日の闘う労働者・労働団体からは、ウガンダ民主化活動家、広島連帯ユニオン、関西合同労組阪神支部の仲間が発言に立った。被曝労働拒否を闘う動労水戸の石井真一委員長は「貧困か被曝か」を強制する常磐線沿線開通に対しストで闘う決意を述べた。「職場から労働法制改悪を許さない大運動を!」の訴えをユニオン習志野委員長の菊池晴知さん、奈良市従業員組合教育支部長の松本久由さんが行った。全日建近畿地本書記長の西山直洋さんがまとめを行い、11月国際共同行動の幕が切って落とされた。