11・6日比谷へ大結集し始まる前に朝鮮戦争阻め
週刊『三里塚』02頁(0954号01面02)(2016/10/24)
11・6日比谷へ大結集し始まる前に朝鮮戦争阻め
いよいよ11・6労働者集会が目前に迫ってきた。「戦争を始まる前に止める」歴史的闘いをわれとわが手で実現しよう。最末期帝国主義の絶望的延命形態=新自由主義を打ち破り、戦争を革命に転化する闘いを先制的に実現してきた国鉄闘争を軸に、3労組と韓国・民主労総の闘いは、ついに全世界に対して国際共同行動を呼びかける地平へと発展している。国鉄分割・民営化から30年。職場生産点にこだわり勝利してきた国鉄闘争は国際階級闘争の最先頭にせりあがっている。これまでの延長線ではない決起が求められている。大結集に向け全力で闘おう!
11・6集会は第一に、切迫する朝鮮戦争・核戦争を国際連帯で阻止する闘いだ。キムジョンウンの体制転覆と民主労総のゼネスト圧殺を狙う過去最大規模の米韓合同軍事演習の強行―日米統合共同演習の準備がされる中、既成政党・労組幹部はおしなべて朝鮮戦争切迫に屈服し民主労総の革命的ゼネストを無視抹殺している。
だからこそ、DVD「韓国・民主労総ゼネストの記録」をあらゆる職場・キャンパスで上映することが決定的だ。敵は一つであり仲間が全世界にいることを知った労働者・学生は勇気と確信を得て闘いに立ち上がっている。京大闘争での新たな学生の決起はそのことを示している。
第二に、日本労働運動の再生をかけ、安倍政権の労働法制大改悪を阻止する闘いだ。安倍は「働き方改革」と称して「正社員ゼロ・解雇自由」社会の実現にむけ労働運動の解体に全力を挙げている。だからこそ戦後最大の労組破壊との闘いである国鉄闘争の発展が一切のカギを握っている。外注化・分社化と対決し、非正規と正規の団結を生みだしながら前進してきた動労総連合の全国的建設と一体でストライキを打ち抜ける労組拠点を作り出そう。
第三に、労働組合のストライキを軸にあらゆる階級・階層、諸団体が合流する集会だ。韓国では昨年11・14民衆総決起闘争で放水銃の狙い撃ちを受けた農民・ペクナムギさんが9月24日ソウル大病院で亡くなったことへの民衆の怒りと闘いが火を噴いている。遺体の強制解剖を策すパククネ政権に対し医療労働者がストに立った。さらに、鉄道労働者やセウォル号遺族、障害者団体、学生などが10月15日、「反労働・反民生、ペクナムギ農民殺人政権糾弾汎国民大会」で「私たちがペクナムギだ! 殺人政権は退け!」と街頭を制圧し闘っている。日本における最大の農民運動である三里塚闘争を担う反対同盟は10・9全国集会で11月国際共同行動を呼びかけた。動労千葉と反対同盟の労農連帯の闘いを基軸にあらゆる人民の総決起をかちとろう。