10・3 京大闘争が大前進 300人が学内デモに決起
週刊『三里塚』02頁(0953号01面06)(2016/10/10)
10・3 京大闘争が大前進
300人が学内デモに決起
10月3日、京都大学本部時計台前(クスノキ前)で、京大全学自治会同学会が呼びかける「4学生への処分撤回!京大集会」が行われた。昨年10月27日の京大反戦バリストに対して今年7月に執行部の4学生にかけられた「無期停学」処分への大反撃をたたきつける集会だ。
開講日のこの日、早朝からキャンパスは異様な空気に包まれた。朝7時、まだ学生が少ない時間を見計らって、当局職員50人が京大生有志がクスノキ前に設置した4・5㍍×9㍍の大看板を襲撃、破壊したのだ。急報を聞いた学生たちがただちに駆けつけ、看板を持ち去ろうとするトラックを包囲、職員を運転台から引きずり下ろした。作部羊平・同学会委員長がトラックの上から弾劾の大アジテーション、登校してきた学生が大注目する中、看板を奪還した。
正門前には京大当局の通報で100人の機動隊・私服警察が配備されたが、京大生の怒りに圧倒されてキャンパスには一歩も踏み込めなかった。 正午、全京大生・教職員・市民の圧倒的な注目の中で集会が始まった。作部委員長は「『平穏な教育研究環境』『大学の秩序』 の名で進められる戦争を止めるため、大学全体を停止させる盛大なバリケードストをやろう!」と訴えた。クスノキ前には集会妨害のために職員数十人が現れたが、遠巻きに見ることしかできない。この日までに集まった5161筆の処分撤回署名を学生部長に提出しようと学生が向かうと、彼らは脱兎のごとく逃げ去った。
集会後には300人が学内デモ―京大包囲デモに決起。多くの京大生と周辺住民が注目と応援を寄せた。