団結街道
週刊『三里塚』02頁(0952号01面04)(2016/09/26)
団結街道
9月15日、羽田空港の増便に伴う都心上空ルート飛行に反対する集会に参加した。そもそもこのルート案は、2014年6月「首都圏空港機能強化技術検討小委員会」が出した「首都圏空港機能強化に関する報告書」で提案されたもので、成田の第3滑走路と一体の攻撃だ▼この飛行ルートは南風の時に、北から羽田に向かって直線で2経路で着陸する。A滑走路に向かっては、東京板橋区成増で上空1250㍍、渋谷区代々木で900㍍、品川区五反田上空で460㍍、大田区大井町上空で300㍍(!)を飛行▼もう一つはC滑走路に向かって、板橋区小豆沢で1300㍍、豊島区千早町で1100㍍、新宿区大久保で915㍍、港区広尾で600㍍、品川区品川で300㍍という至近距離を飛ぶ。しかも昼の3時から夜の7時まで、2分に1回の割合。両者の間隔はわずか2㌔以下だ▼国交省は「説明はした」として、7月28日に「手続き終了」を宣言した。参加した住民たちの大半が「今年の1月に知った」「4月に知ったばかり」という。まさに三里塚と同じ「寝耳に水」状態だった。そして騒音はもちろん、落下物、大気汚染、墜落の不安など口々に怒りを爆発させていた▼品川、大田、港、目黒、豊島、板橋、江東、江戸川で反対組織が立ち上げられた。日帝・国土交通省と激突する巨大な闘いになることは間違いない。断固連帯しよう。