第3滑走路の強行許さない 4者協開催を阻もう

週刊『三里塚』02頁(0948号02面03)(2016/07/25)


第3滑走路の強行許さない
 4者協開催を阻もう


 第3滑走路建設に向けた攻撃が加速している。5月に開かれた芝山町白桝部落での住民説明会に相川勝重芝山町長自身が出席し、同計画を推進するための4者協議会(国交省、NAA、千葉県、地元9市町)を「8月末〜9月初旬に開催する」と明言した。そこでは第3滑走路の最終的な位置の決定がなされようとしている。さらにその後、各部落への説明会の手続きに入ることも明らかにした。
 反対同盟は7月16日に行った39回目の周辺一斉行動で、この情勢を訴え、広範な町民からの相川町長批判の声を引き出している。この4者協議会そのものの粉砕へ全力をあげよう。
 この手続きの一環として、6月10日出された「計画段階環境配慮書」は案の定、デタラメ極まりないものであることが判明した。同「配慮書」の趣旨は第3滑走路の2700㍍案と3500㍍案(芝山案)の比較考量だが、検討の結果、予定地および周囲に、騒音を中心としてすさまじい被害をもたらすことを予想した。にもかかわらず、「第3滑走路建設を中止すべき」との選択肢は最初からなく、「いずれの案においても各項目に示した環境配慮を適切に実施することにより、重大な影響の回避、または低減が図られると考える」とウソ八百を述べて結論としている。第3滑走路への手続きを粉砕し、4者協議会を阻止しよう。
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