団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0948号01面05)(2016/07/25)


団結街道


 「ウルトラマンシリーズ放送開始50年」「ビートルズ来日50年」…今年は何かと「50年」がにぎやかだ。もちろん三里塚闘争50周年をおいて他に語るものはない。だが、忘れてはいけない50年がもうひとつある。福島第一原発の50年だ▼福島第一原発の1号機は、1966年に発注され、造成工事のスタートをきった。三里塚同様、「国策」として推し進められ、ついにはメルトダウンにまで至った▼安倍は福島原発事故を「終わったもの」にしようと被曝と帰還を強制しようとしている。JR東日本は7月12日、常磐線の小高―原ノ町駅間の運行再開を強行した。これに対し、動労総連合は、動労水戸のストライキを中心に統一行動を打ち抜いた。また、7・3集会では、福島共同診療所建設委員会の佐藤幸子さんが「3・11から福島は戦場になった」と訴えた▼闘いこそが真実を明らかにする。国家権力に屈しない闘いは、この50年を国策破綻の歴史として突き出している。福島での法相・岩城光英の落選こそ、その象徴だ。沖縄では島尻安伊子・沖縄北方担当大臣も落選した。▼参院選のまっただ中で開かれた7・3三里塚50周年集会。沖縄―福島と結び、「これからも闘う」と意気高くに宣言したこの集会は、50年の重みをもって安倍の喉元に刃を突きつけた。国鉄決戦・階級的労働運動の発展と一体で、さあ、〝これからの闘い〟=安倍打倒へ突き進もう。
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