ピンスポット
　東京新聞　市東さんの「終わらぬ闘争」に注目
　「三里塚闘争５０年‼」の底力が報道機関を圧倒

　「東京新聞」千葉版が「成田空港閣議決定50年」にあたって始めた連載企画「土の記憶」の４回目（６月15日付）で、市東孝雄さんの闘いを取り上げた。企画全体はＮＡＡ側の主張に軸を置いたものだが、市東さんの闘いの正義性と迫力に圧倒されて、この４回目は、市東さんの主張を反映したものになっている。
　見出しは「終わらぬ闘い」「裁判で問う『農地は命』」。
　市東さんの畑の広さや営農、孝雄さんの簡単な経歴を紹介しつつ、農地取り上げ問題も解説し、「空港会社のだまし討ち」に怒る市東さんの言葉＝「金の問題じゃない。農地は私の命そのもの」を載せている。父親の故東市さんの闘いと写真も載せている。
　合わせて萩原富夫さんの闘いも紹介。「道半ばで倒れた人たちの思いは受け継いだ。だから戦い続ける」との言葉を掲載している。。
　最後に「私の問題は沖縄や原発の問題とも直結している」「彼らのために頑張りたい「農業は楽しい」「私の気持ちは決まっている。この地で生き続ける。そのために戦う」という市東さんの言葉で締めくくっている。