「農地を守る会・福島」結成 全国で6番目の誕生 4・23
週刊『三里塚』02頁(0943号01面03)(2016/05/09)
「農地を守る会・福島」結成
全国で6番目の誕生 4・23
(写真 「市東さんの農地を守る会・福島」の結成集会【4月23日 郡山市】)
福島の地における、ふくしま合同労組の発展と、昨年9月動労福島、つづく全国農民会議福島支部の結成によって、市東さんの農地を守り発展させる土台ができあがり、ついに4月23日、郡山市で、「市東さんの農地を守る会・福島」の結成総会を行いました。
始めに、全国農民会議福島支部代表の鈴木光一郎さんから「毎日、すさまじい騒音の中、誠実に農業を展開し、生きるために必死に闘っている市東さんの農地を、絶対に守り切りたい」と力強い呼びかけがありました。 動労福島の橋下光一さんからは「労働運動で市東さんを守る会を発展させよう。農民2百万人、労働者6千万人、ともに社会の中で、最も重要な生産を担う存在、力を合わせて未来をつくっていこう」と呼びかけられました。
続いて連帯のあいさつに福島労組交流センター代表、渡辺馨さんは「一部の資本家の生き残りのために、農地を取り上げ、農民や労働者の命を奪うことは許されない。労組交流センターとして市東さんを農地を守る会に全力でとりくむ」。
ふくしま合同労組委員長の市川潤子さんからは「命より金のあり方は、労働者民衆にとって生きていけないあり方だ。市東さんの闘いはみんなの闘い。絶対、闘うことをあきらめない先に未来が見えてくる。市東さんとともに新しい社会をつくっていきましょう」と訴えました。
「全ての原発いますぐなくそう全国会議」の椎名千恵子さんからは「反原発も市東さんの農地を守ることも、ともに命の問題としてある。未来に命を引き継ぐために断固闘っていきましょう」との発言がありました。
そして、DVD「三里塚大地の乱 2014」の上映と、市東孝雄さんからのメッセージで、三里塚闘争の歴史と市東東市さんから孝雄さんへと受け継がれた思い、確信を、あらためて参加者の胸に刻み付け、福島の地から、「市東さんの農地を守る会」の闘いが開始されました。
(ふくしま合同労組 藤井千賀子)