TPPへ広がる怒り 「批准」を吹き飛ばそう

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週刊『三里塚』02頁(0942号02面05)(2016/04/25)


TPPへ広がる怒り
 「批准」を吹き飛ばそう

(写真 反TPPで国会前座り込みに決起した人々【3月30日】)

 安倍政権によるTPPの批准のための法案審議が労農学市民の闘いによって重大な危機に陥っている。「のり弁当みたいだ」と指摘された全編黒塗りの報告書への弾劾が広がっている。さらに、国会へは情報を出さないにも関わらず、TPP交渉に携わった西川公也TPP特別委員会委員長が、自分の著書(ゲラ)では、交渉の内幕を暴露していたことのダブルスタンダードが、人民の怒りに火を付けた。
 今回の事態の示していることは、交渉過程の情報を表に出したら法案が成立しないほど、TPPの内容が反人民的だということだ。
 昨年来の安保戦争法反対の闘い、反原発の闘い、そして3月26日、3月29日の4万人近い人びとの決起が安倍政権を追いつめた。これらと結びついた階級的労働運動の闘いがTPPへの怒りを解き放ったということだ。
 3月30日には全国農民会議も加わって、国会前座り込み行動も闘われた。TPPは阻止できる。労農学市民の力で闘いを強めよう。
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