市東さんの農地死守、安倍政権打倒 7・3 50周年イベント(すみだ産業会館)へ
市東さんの農地死守、安倍政権打倒
7・3 50周年イベント(すみだ産業会館)へ
反対同盟 第3滑走路策動を弾劾 36回目の一斉行動闘う
4月13日、韓国の総選挙で民主労総が支持・擁立した8候補が当選し、与党セヌリ党を過半数割れの惨敗に追い込んだ。民主労総が「パククネ審判」をかかげて闘ってきたことが、全人民の怒りを解き放った。パククネ政権は崩壊寸前だ。さらにフランス120万人やブラジル360万人のストライキをはじめ全世界で労働者・学生が決起している。こうした中で、「改憲と戦争に絶対反対」「派遣労働廃止、非正規職撤廃」「消費税廃止、全原発廃炉、辺野古新基地建設阻止」「新しい労働者の政党」を掲げた7月選挙決戦に決起しよう。三里塚では朝鮮侵略戦争策動と対決する軍用滑走路=第3滑走路阻止、市東孝雄さんの農地死守を掲げた36回目の周辺一斉行動を闘い、最高裁5万人署名、7・3三里塚闘争50周年イベントへ前進している。今こそ成田軍事空港を廃港へ。
4月16日、反対同盟と三里塚闘争支援連絡会議は、36回目となる周辺一斉行動に取り組んだ。国交省、NAAなどは3月29日に3回目の「4者協議会」を開いて、「第3滑走路を含めた敷地は現在より600㌶広い2000㌶」などのキャンペーンを強めた。このキャンペーンに反撃するとともに、第3滑走路策動そのものを粉砕する陣形の拡大を目指して終日闘いぬいた。
この日も朝8時30分に成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れに約25人が集まり、出発前の打ち合わせを行った。
萩原富夫さんが、3・27集会の成功、4・10団結花見会の成功を確認するとともに、3月29日に行われた「4者協議会」に触れ「本当はここで位置を決めコンター図を発表する予定でいたのが、向こうももたついている。地元のみなさんの所を回って第3滑走路策動を弾劾しよう」と訴えた。伊藤信晴さんは「3年間も一斉行動をやる中で、反対同盟への距離が縮まってきている。『第3滑走路反対』の一点でつながろう」と提起。
何が50万回化か
市東孝雄さんからは「航空需要、需要といったってそんなにあるわけじゃない。やっと23万回を超えた所。何が50万回化かという話だ」と国交省、NAAのデマキャンペーンを批判するとともに、耕作権裁判での裁判長の名前が公表されたことを報告し、「検事を何回もやったいかにも悪そうな裁判長だけどその分だけ批判のしがいがある。がんばろう」と檄。全員が反対同盟ニュース、賛同署名ニュースを抱えて飛び出して行った。
伊藤さんは芝山町を回って情報収集。芝山南部を回った支援連の仲間が話を続けている町民は、三里塚闘争50周年で7月に計画している写真展に参加してみたい旨語ると同時に、第3滑走路について「需要もないのに利権のためだけに推進するなんてとんでもない」と憤っていた。さらに「反対同盟ニュース」の4面に毎回掲載している「住民の声」欄について、「原発や騒音問題で共感できる」と感想を語っていた。
また芝山町西部の人も支援連の仲間に対して、「50万回化なんてデタラメ言って、第3滑走路を造る事には反対だと」ときっぱり。黒塗りのTPPの情報開示問題についても「あんなのは開示とは言えない」と憤慨していた。
交流会の企画を
成田市北部で暫定B滑走路が1000㍍延長になれば、さらなる騒音被害にあう家では、「本当に許せない。一部で移転するという話もでているが高齢だ。移転先で知り合いもいなくなる。移転したい人間なんていないよ」と怒りを語った。
午後5時、市東さん宅にもどって集約の集まり。こもごも成果を報告し合う中で、つながりができ始めている住民の人たちとの関係を強めるにはどうしたらいいかについて、熱心な討論が交わされた。
「少人数の講演会や映画会がいい」「反対同盟との交流会をやろう」「現地調査に来てもらうのはどうか」など次つぎと提案された。次回を5月21日と決めて一日の行動を締めくくった。