ピンスポット
　反ＴＰＰ 農民会議が国会闘争に登場
　カラービラ800枚
　市東さん署名も集める

　安倍政権は３月８日、ＴＰＰ（環太平洋経済連携協定）の承認案と関連法案を閣議決定し、５月国会承認を策動している。これに対して、３月30日、「ＴＰＰ参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」呼びかけ人の醍醐聰東大名誉教授らが主導した「ＴＰＰを批准させない ３・30国会行動」が行われた。議員会館前座り込み行動やキャンドルデモでＴＰＰ反対をアピールする取り組みだ。
　賛同団体にも名を連ねた全国農民会議は、この日のぼり旗を押し立てて登場し、「ＴＰＰ国会承認阻止、安倍政権を倒せ！」「全国農民会議とともにＴＰＰ絶対反対で闘おう」と訴えた（写真）。
　真っ先に議員会館前に登場し、新たに作成したカラービラ８００枚を座り込みに集まってきた参加者のほとんどに手渡した。そのかたわらで市東さんの緊急５万人署名への協力を呼びかけた。「市東さんの農地強奪はＴＰＰの先取り」という訴えが即座に理解され、「また農地を取りあげようとしているのか」という怒りの共感が生まれた。
　労農連帯で闘う全国農民会議が全国農民の先頭におどり出たのである。ＴＰＰは阻止できる。