私と三里塚闘争 不屈の闘い50周年記念企画 ① 無期懲役で41年無実の政治犯 星野文昭さん
週刊『三里塚』02頁(0941号01面03)(2016/04/11)
私と三里塚闘争
不屈の闘い50周年記念企画 ①
無期懲役で41年無実の政治犯
星野文昭さん
今号から三里塚闘争50周年企画として「私と三里塚闘争」を開始します。初回は、三里塚と縁も深く、1971年11月の渋谷闘争でのデッチ上げ殺人罪で無期懲役の攻撃と闘う戦士・星野文昭さん(徳島刑務所在監)です。(編集委)
生き方の土台を作った
私にとって、60年代から三里塚闘争を共に闘い、71年第1次、第2次代執行阻止闘争、7月仮処分阻止闘争を全学連現地行動隊として闘った経験は、生き方と闘う主体の土台となり、71年11・14をはじめとした70年安保・沖縄闘争とともに、無期41年の獄中闘争の中で、団結と愛、絆をどこまでも発展し勝利していく土台になっています。三里塚農民の農民魂と労働者人民の未来をかけて、アジア・世界戦争への巨大軍事空港を絶対に粉砕しようとする三里塚闘争は、幾多の分断や破壊、困苦を勝利のための糧としてのりこえ発展してきました。
労農同盟・国際連帯で変革を
それは今日、労働者人民からの搾取、収奪の末に巨大な過剰資本を蓄積し大恐慌を生み、資本・国家間の争闘戦を死闘化させ、東アジア・中東・ウクライナを焦点に世界戦争化し、米韓に日帝も加わる形で作戦計画「5015」による朝鮮侵略戦争を切迫化させ、そのための巨大軍事空港、そのための市東孝雄さんの耕作権を否定した農地強奪、第3滑走路攻撃を粉砕する闘いへと発展しています。安倍の戦争・改憲を粉砕し、全世界の労働者人民の団結した力で、戦争、新自由主義に延命をかける資本・権力の世の中を根本から変える闘いへと発展しています。そのような闘いとして、三里塚闘争を市東さん、反対同盟と共に、全ての労働者人民の団結した力で発展させ、勝利をかちとっていこう。
侵略と戦争の巨大軍事空港粉砕
三里塚闘争は、何より権力が日本帝国主義として、アジア・世界侵略と戦争の巨大軍事空港・拠点をつくる国策のため、開拓、営農に生きている農民から農地を国家暴力と金で強奪しようとすることに対する農民(労働者人民)としての誇りと未来をかけた闘いです。 そしてそれは、60年、70年安保闘争にスターリン主義・社民のクビキをのりこえ、戦争・搾取に反対し、労働者自己解放=人間解放闘争に立ち上がった広範な労働者人民の闘いと結合し、その闘う拠点となって勝利を開いています。ジェット燃料輸送阻止闘争はじめ労農連帯を発展させ、全労働者人民が、職場・地域で資本・権力、その諸攻撃と闘うことと結合し、一体に勝利を開いています。
そしてそれは、70年以来、国際的な闘いと結合し闘う拠点となり、今日毎年、民主労総との交流を深めていることをはじめ、全労働者人民の団結した力で戦争・新自由主義と闘い、自国政府・支配階級を倒し、戦争・搾取・貧困のない誰もが人間らしく生きられる社会を実現する闘う労働運動・国際連帯の闘いと結合し、人間的な全未来を開く闘いとして発展しています。
戦争・新自由主義を打ち破る闘い
人間労働を担い、生産し、社会を動かしている労働者が団結し立ち上がり、戦争・新自由主義と全世界の労働者と連帯して闘うことを通して、団結をどこまでも発展し、自国政府、資本家、支配階級を打倒し、本来の人間労働を奪い返すことを通して、誰もが人間らしく生きられる共同社会を実現しよう。労働者と共に人間労働の一つを担い、資本の収奪下にある農民との労農同盟を発展させ全ての労働者人民の団結の力で資本・権力を打倒し、人間労働を全面的に奪い返し、人間的共同社会を全面的に発展させよう。