北総の空の下で 農地強奪にゼネストを 木村書記長
週刊『三里塚』02頁(0940号02面08)(2016/03/28)
北総の空の下で
農地強奪にゼネストを
木村書記長
3・27全国集会。空港と共に拡大してきた成田ニュータウンでの初開催です。空港労働者、戦争・原発に反対する市民に届け!と市街地をデモしました。 〝市東さんの農地がでたらめな裁判で取られようとしている。農地を守るもっともっと大きな陣形を〟最高裁判決を前にして、集会に託した反対同盟の切実な思いです。これに応えて動労水戸の木村郁夫さんが「農地強奪にゼネストを準備しよう!」と提起しました。労農連帯をかけた労働者のストが、日本各地で実現できたら!私にとって農地決戦のイメージが一挙に広がった瞬間でした。
市東さんの農地裁判は、支援者の陣形を大きく広げました。 〝空港より農地。農業と食糧を守ろう〟は、万人の命の問題です。これと労農連帯を繋げてくれたのが、椎名千恵子さんの発言です。
椎名さんは、3・21成田で上映したA2―B―Cのイベントのために来てくれて、翌日援農、26日の反原発行動では、ふくしま共同診療所のブースで三里塚野菜の販売に尽力してくれました。1週間に凝縮された多くの出会いと体験から「労働者と農民がしっかりつながることで、命の闘いが保障される、そのイメージをつかみました」と椎名さん。
3・11から5年、内部被曝から命を守る闘い、農地再生をかけた福島農民の苦闘、命がけで廃炉作業と格闘する原発労働者の存在等々、全てにふたをして原発再稼働と帰還運動に走る安倍政権を打倒しよう!
北里一枝