動労千葉 第2波スト CTSの就業規則改悪を阻止
週刊『三里塚』02頁(0940号02面06)(2016/03/28)
動労千葉 第2波スト
CTSの就業規則改悪を阻止
(写真 動労千葉の春闘第2波スト総決起集会【3月17日 千葉市文化センター】)
動労千葉は3月17日、幕張、津田沼、京葉、木更津、銚子、千葉機関区の各支部で春闘第2波ストライキに立った。検修・構内業務など組合員計45人がストを貫徹した。 動労千葉の闘いは大きな勝利を切り開いている。CTS(千葉鉄道サービス)は3月14日、就業規則改悪の4月1日実施を延期すると表明した。「5年で雇い止め」を制度化する就業規則改悪は、CTSの労働者の激しい怒りで阻まれた。
他方、JR東日本は、CTSに出向に出されている50歳代の組合員に出向解除の名で仕事を奪う攻撃に出てきている。60歳定年を迎える組合員への再雇用先の紹介が、本人の希望をまったく無視して行われている。16年連続のベアゼロと55歳で基本給3割カットとするJR貨物は、今春闘でもベアゼロを押し付けようとしている。第2波ストは、これらの攻撃に対する反撃だ。
17日午後6時からの春闘総決起集会で田中康宏委員長は、戦争が切迫し、労働者が貧困に突き落とされ、官製春闘すら崩壊しているにもかかわらず、労組がストもできない中で、動労千葉がストに立ったことの歴史的意味を強調した。また、外注化阻止の十数年の闘いがCTSの仲間の動労千葉への結集に結びつき、今、CTSの就業規則改悪阻止でJR本体の組合員がストに立っていることの意義の大きさを提起して、「もう一度勝負に出よう。戦争阻止、安倍打倒へ団結して前進しよう」と呼びかけた。