京大弾圧 〝反戦ストライキは正義だ〟 6名奪還、完全勝利!

週刊『三里塚』02頁(0940号01面03)(2016/03/28)


京大弾圧
 〝反戦ストライキは正義だ〟
 6名奪還、完全勝利!

(写真 朝鮮侵略戦争情勢下の京大弾圧を打ち破って奪還された6人の学生【3月18日 京都教育文化センター】)

 3月18日、京都大学反戦スト弾圧を粉砕し6人全員の奪還をかちとりました。史上最大の米韓合同軍事演習が展開され、安保法制施行を前に、戦争が「合法」とされ、ストライキを「違法」とせんとする大弾圧を打ち破り「反戦ストは無罪」を確定させ、戦前をのりこえる決定的な地平を開きました。
 全学連は、6人の仲間の「完全黙秘・非転向」の獄中闘争を軸に、京大反戦ストの正義性について徹底的に一致する中で奪還闘争を単なる救済ではなく、革命に向けた新たな主体形成・自己解放闘争として全国総決起で闘い抜きました。 昨年の10・27京大反戦ストは、安倍政権の戦争法強行採決と、大学・授業が戦争動員(軍事研究や経済的徴兵制等)の環となっていることに対する怒りの決起であり、安保国会決戦の次なる闘いの方針を実力で示す全人民に勇気を与えるものでした。このことに確信をもった京大生を先頭に、13日の京都市内デモ、前代未聞の法廷内への機動隊導入をはねのけて闘われた14日の勾留理由開示公判闘争が打ち抜かれ、京都市民を中心に圧倒的共感と支持が寄せられました。全国からも救援物資や署名がうなぎ上りに寄せられました。他方で、初の刑事告訴を行った京大当局や日本共産党京都府委員会委員長は「ストは違法行為」と罵詈雑言を浴びせかけ、その反革命的本性は白日のもとにさらけ出されました。  全学連運動が法大闘争で培った「一人の仲間も見捨てない」という人間的共同性奪還の闘いは、「業務妨害」、「営業権」という「資本の論理」を否定する誇り高き京大生と結合し、第2波スト、全国ストへの展望を生みだしました。安保国会決戦で示された1000万の怒りと結合する「革命の現実性」が安倍政権を圧倒したからこそ、4カ月にわたって周到に準備された弾圧を粉砕し、日帝・新自由主義国家権力の万能神話を打ち破ったのです。
 弾圧粉砕の闘いの根底には動労千葉・三里塚反対同盟の存在がありました。動労千葉は「外注化阻止・非正規職撤廃」の絶対反対路線でCTS青年労働者を獲得し、「闘えば分裂する」という戦後労働運動の壁をのりこえ、3桁の組織拡大へと突き進んでいます。反対同盟は、3・11を契機に、「絶対反対・労農連帯」で闘う路線こそがすべてを獲得することをつかみ、空港労働者や周辺住民と共に成田をゼネストの拠点とすべく労働組合・学生自治会を軸とする新たな三里塚闘争の拡大へ闘っています。全学連は、こうした絶対反対の原則を貫く闘い、改良ではなく打倒するという敵愾心、革命の思想に学んできたからこそ弾圧を打ち破ることができました。ありがとうございました。私たちは、7月選挙戦での勝利に向け、最高のアジテーターとオルガナイザーを取り戻しました。この力で、新歓闘争を打ち抜き、5月沖縄闘争の爆発、伊勢志摩サミット粉砕、全国学生自治会建設・大学ストライキの復権に向け闘います。ともに闘いましょう!
(全学連三里塚現地行動隊)
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