市東さんの会茨城・総会 結成から1周年 労組軸にさらなる発展を
週刊『三里塚』02頁(0939号02面04)(2016/03/14)
市東さんの会茨城・総会
結成から1周年
労組軸にさらなる発展を
(写真 市東さんの農地を守る会・茨城の総会は最後に団結カンバローでしめくくられた【2月28日 つくば市】)
2月28日、「市東さんの農地を守る会・茨城」の第2回総会がつくば市で開かれた。結成から1年、労働組合が軸となった運動をさらに発展させようと、熱のこもった討論が行われた。
総会に先立ち、「市東さんの農地を守ろう」と題したビデオが上映された。市東さんの農作業や反対同盟としての活動を紹介し、最後に市東さんからのメッセージが届けられた。
総会は、最初に会を代表して動労水戸の木村郁夫書記長があいさつ。「50年にわたって戦争反対で三里塚が闘ってきた地平が、昨年の国会前・全国の人びとの思いを引き出した。資本家階級との対決抜きに戦争反対はあり得ない。動労水戸は動労千葉とともに反対同盟との労農連帯を強め、5万人署名の展開を軸に闘う」と述べた。
三里塚現地闘争本部からは、黒野匡彦講演会をはじめとした第3滑走路誘致の動きと、この攻撃を住民の怒りを束ねて阻止する熱い決意が伝えられた。
昨年の取り組みを踏まえて、規約改正と今年の活動方針が提起され、①3・27全国集会、7・3三里塚50周年集会への参加、②緊急5万人署名と賛同人署名、③現地調査、援農の取り組みでつながりをより強くすることが訴えられた。さらに「現地のことが詳しく書かれているからぜひ読もう」と『週刊三里塚』の積極的購読が呼びかけられた。
続いて、参加者一人ひとりが三里塚での体験やTPP・安倍新農政への怒りとともに、会の活動への抱負を語った。
動労水戸の池田学執行委員は、「茨城での結成が全国へ波及し、市東さんの闘いがみんなの闘いになった。三里塚は被曝労働拒否の原点だ。援農、現地調査など、若い人を中心に取り組んでいきたい」と決意を述べた。小竹運輸労組の野澤英人副委員長が、「安倍は追いつめられている。反対同盟やわれわれへの攻撃も強まるだろうが、団結して打ち返し、戦争を止めるために闘おう」と訴えて集会をまとめた。最後に、総会前の情宣で集めた署名、およびこの間県内で集めた署名・賛同署名が、司会から三里塚現闘に手渡され、野澤さんの音頭で団結ガンバローを三唱して締めくくった。