敵性証人の追及へ 次回、県幹部が法廷へ
週刊『三里塚』02頁(0938号02面07)(2016/02/22)
敵性証人の追及へ
次回、県幹部が法廷へ
鈴木一坪共有地裁判が2月18日、千葉地裁民事第5部・鹿子木康裁判長で行われた。この裁判は、故鈴木幸司さんが共有権を持つ成田市駒井野(4000㍍滑走路北端の敷地外)にある一坪共有地を、千葉県がNAAに売り渡すために強奪しようとしている裁判だ。
これまでの清水和邦・福井県立大学名誉教授、小長井良浩弁護士、鎌倉孝夫・埼玉大学名誉教授の弁護側証人3人に続いて残り4人の敵性証人調べをどのように進めていくかの攻防が行われた。
これまでの審理で、一坪共有地を強奪する口実としていた千葉県企業庁による巨大開発事業の「成田国際物流複合基地事業」が既に破綻していることが確認されており、弁護側はこれを立証するための証人調べが不可欠と迫っていた。
証人調べを避けていた千葉県は、これまでの3人の証人調べによって追い詰められた結果、企業庁の原正則(企業庁地域整備部土地・施設管理課長)を証人申請した。
次回4月28日の証人調べで原証人を徹底的に追及しよう。