全国から70人が面会要求 2・19徳島刑務所闘争に参加して

週刊『三里塚』02頁(0938号02面03)(2016/02/22)


全国から70人が面会要求
 2・19徳島刑務所闘争に参加して

(写真 星野さん奪還へ大きな前進をかちとった徳島刑務所闘争【2月19日】)

 2月19日、徳島刑務所の獄壁を打ち破る闘いが開始されました。星野さん奪還への意志と思いを胸に全国22の星野救援会から70人以上が決起し、徳島刑務所を圧倒しました。
 参加者自身が星野同志になり、その思いは過去3回の徳島刑務所包囲闘争の時よりも胸に迫り、星野さんとの団結の絆、人間解放への思いが現実のものとなった瞬間でした。そのような行動だったと思います。
 事前の予想をはるかに超えて、車・部隊が徳島刑務所の敷地の中へ入り、駐車場で小集会を行いながら、3人ずつ差し入れ行動をやりました。ゼッケンをつけ腕章をはめて受付に入る姿は、まさにその場が解放区になったのです。
 これだけ見ても今回の要求行動は徳島刑務所を震え上がらせたのです。全国星野連絡会の力が星野さんに手の届くところまで前進したのです。
 午前11時から星野面会・処遇改善要求行動——請願団3人を送り出し、その報告を受けました。職員への1時間余の追及が行われ、刑務所側が星野さん無罪に恐怖している姿を実感しました。
 あらためて星野裁判闘争の現段階を確認する必要があると思います。すなわち、事件現場を過ぎた渋谷駅前で星野さんが手にしていた鉄パイプに殴打の痕跡がなかったこと、11人の民間人目撃証言を証拠開示させること、車のフロントガラスに反射した一瞬の光を星野さんが記憶していた事実の突き出しが重要です。もう一点は、国鉄闘争と星野闘争を一体で闘うことです。「人間が人間らしく生きられる社会を」という星野精神で闘うことです。「徳島刑務所が音を上げるまで、何回でも刑務所行動を実践する」という狩野満男さんの言葉が全人民の決意です。いざ、9・5徳島刑務所包囲闘争へ。
(三里塚現闘K)
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