団結街道

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週刊『三里塚』02頁(0938号01面06)(2016/02/22)


団結街道


 「ようやくウトウトした時、ケータイのメール着信がじゃまをする」…1年半前、本紙903号小欄の書き出しだ。深夜の飛行制限緩和で、夜11時台の運航(カーフュー)が生じた時に、情報公開として成田空港会社(NAA)が発信するメールの話を紹介した▼相変わらずメールは頻繁に届く。「やむを得ない場合」とされるこの運航が、やりたい放題になっていることを批判した前号の記事に少々、付言しておきたい。今年に入ってから届いたメールはすでに46通。「カーフュー発生予測」と「結果」の2通がセットになるので、件数はこの半分。この中で「急病云々」は1件だけで、あとはすべて悪天候などによる玉突き遅延だ▼「急病云々」も、それで直接深夜飛行になったのではない。やはり玉突き遅延の理由なのだ。ギリギリで飛行機を使いまわす危険な運航だから起きる問題だ。案の定、メールに頻繁に登場するのはジェットスターである▼「結果」には、「11時前に到着できたからカーフューは発生せず」というものもあるが、中には「0時を過ぎそうだからやっぱりやめた」ということもあった▼〝24時間空港なら制約なく飛ばせるのに〟…そうした航空会社の声を代弁するように「成田だけ運用時間はタブーとはいかない」という暴言を吐いた黒野匡彦元NAA社長は断じて許せない。「私たちを殺す気か!」この住民の怒りとともに闘おう。
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