国会包囲 「辺野古反対」に参加 市東さん署名552筆集める
国会包囲 「辺野古反対」に参加
市東さん署名552筆集める
2月21日、反対同盟と三里塚闘争支援連絡会議は、「『止めよう!辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」と「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の2者が主催する「2・21首都圏アクション国会大包囲」に参加し闘いぬいた。
三里塚も沖縄の闘いとともに安倍政権打倒の闘いの先頭に立つという意思を示した。それとともに参加者に、市東孝雄さんの農地を守る最高裁・緊急5万人署名への協力を訴え、552筆とカンパの協力を得た。
反対同盟からは市東孝雄さん、萩原富夫さん、太郎良陽一さん、木内敦子さん、宮本麻子さんが参加し、参加者2万8000人(主催者発表)と合流した。
反対同盟と支援は国会図書館前に陣取り、「辺野古新基地NO」「美(ちゅ)ら海を埋め立てるな」のメッセージボードを掲げて、安倍政権に突きつけた。
市東孝雄さん、萩原富夫さんが署名運動の先頭に立った。参加者の中にはかつて三里塚現地で闘争を担ったことがある人が多く、「三里塚」と書かれたビラやゼッケンを目にするや否や「まだ続いているのか」と自分の青春と照らしながらそれを引き継いで続いていることに目を輝かせ、次々と署名に応じた。
若い人の中には「最近映画を見ました」と新たに三里塚闘争を知る人、署名や賛同用紙を何枚も持ち帰って集めてくれるという人も現れた。
特に、市東さんの農地法裁判第1審で裁判長を務め、反動判決を下した千葉地裁の多見谷寿郎(としお)裁判官が、昨年10月、福岡高等裁判所那覇支部に異動し、辺野古の裁判を担当することが話題となった。それを知る人からは「本当に辺野古でのやり方と三里塚のやり方というのは変わらない。安倍政権そのものを変えていかなければ問題は解決しない」と署名に応じ、一緒に来ていた人に署名への協力を訴えた。
あらためて、「国策」と50年間にわたって闘う三里塚闘争と反戦闘争に立ち上がる人たちとの合流が、日本の階級闘争に地殻変動を引き起こせることを確信した。
反対同盟は1月28日の第1次最高裁署名提出行動に続き、第2次行動を目指している。署名提出行動の効果は動労千葉の闘いを見ても明らかだ。反対同盟は3・27全国集会に向け数波にわたる行動を展開する予定だ。5万人署名達成にむけて全力を傾けよう。