3・11 郡山開成山公園へ 〝福島の怒り〟圧殺許すな
週刊『三里塚』02頁(0937号02面03)(2016/02/08)
3・11 郡山開成山公園へ
〝福島の怒り〟圧殺許すな
(写真 1100人が結集して大高揚した昨年の3・11集会【郡山市】)
安倍政権が、戦争政治の一環として、原発再稼働や原発輸出による日帝延命の攻撃を強めている。「3・11反原発福島行動16」の成功で、断固たる反撃をつきつけよう。
まず何よりも、安倍政権が進める原発再稼働攻撃と徹底対決しなければならない。安倍政権は、昨年の鹿児島県川内原発1、2号機に続き1月29日、福井県高浜原発3号機の再稼働を強行した。さらに同4号機の再稼働から伊方原発の再開へと攻撃を強めようとしている。その核心にあるのが〝福島の怒り〟の圧殺だ。3・11闘争は、こうした安倍政権の攻撃と真っ向から対決し、〝福島の怒り〟を全人民が共有し、さらに拡大し、郡山開成山公園から地から安倍政権を射抜く闘いだ。
柏、松戸市でも
3・11闘争はさらに、小児甲状腺がんの患者が167人にまで増えた被曝の現実を改めて、突き出し、2011年3・11の原点を改めて全人民のものとして、帰還強制反対・全原発の廃炉へ、怒りを込めて進撃する闘いだ。3・11を成功させる最大の力は〝福島の怒り〟を労働組合や地域の運動の軸にすえることだ。連合は避難者や保養参加者を金で囲い込む政策を変えつぶしにかかっている。日本共産党は医師会を通じて「100㍉シーベルトまでは安全」と宣伝している。反動を打ち砕いて、ふくしま共同診療所と動労水戸・動労福島を拠点に被曝労働拒否の闘いを拡大しよう。
一方、放射線被害は首都圏でも無視できない事態であることが衝撃的に明らかにされている。昨年10月30日、3・11事故直後、「放射線スポット」と言われた柏市で、子どもの甲状腺がん検査の結果が発表された。それによると、検査された子供の1割が「がんの疑いがある」という結果だったことが判明した。
これより先に松戸市ではもっと深刻な数字が発表されている。昨年5月12日に発表された松戸市の甲状腺超音波検査は、検査した子供達147人の判定結果では、『異常なし』はたったの24%弱だった。甲状腺に何らかの異常が見つかった子供たちの数は109人で76%もの数字に達した。全原発を廃炉にの闘いを今こそ強めなくてはならない。3・11闘争の成功をその突破口にしよう。