2・14国鉄集会 解雇撤回へ新署名開始 反対同盟 萩原富夫さんが連帯発言

週刊『三里塚』02頁(0937号01面02)(2016/02/08)


2・14国鉄集会 解雇撤回へ新署名開始
 反対同盟 萩原富夫さんが連帯発言

(写真 620人が埋め尽くして「解雇撤回へ新たな闘いを」と決意した2・14国鉄集会【すみだ産業会館】)

(写真 あいさつする反対同盟の萩原富夫さん)


 2月14日、東京・すみだ産業会館で開かれた「国鉄分割・民営化で不当解雇から29年2・14国鉄集会」(国鉄闘争全国運動主催)は、620人が結集して大成功した。2・14国鉄集会は、JRの不当労働行為を最高裁で認めさせたことをバネに、解雇者のJRへの採用を求める新たな全国署名運動の開始を宣言し、安倍の改憲・戦争と労働法制の大改悪に動労総連合の建設を軸に全面的な反撃に立つことを確認した。三里塚反対同盟からは萩原富夫さん、伊藤信晴さん、宮本麻子さんが参加した。
 司会は動労千葉の佐藤正和特別執行委員と三浦半島地区教組の桝渕祥子さん。開会のあいさつを国鉄闘争全国運動呼びかけ人の花輪不二夫さんが「新たな運動を開始し、安倍戦争政治を許さない」と決意を表明した。
 連帯あいさつの冒頭に反対同盟の萩原さんと伊藤さんが登壇し、圧倒的な拍手で迎えられた。あいさつした萩原さんは闘う動労千葉に敬意を表し、「三里塚は動労千葉と一緒に進んできた」と述べ、3・27三里塚全国集会と7月の50周年記念集会への結集を呼びかけた。
 国鉄闘争全国運動呼びかけ人で動労総連合強制出向無効確認訴訟代理人の鈴木たつお弁護士は、「非正規職撤廃、改憲阻止へ7月参院選に打って出る。労働者自身の闘いとして革命的労働者党の結成を」と声を強めた。
 集会のメインテーマである「闘いはこれから!JRは1047名を直ちに採用せよ!」では、動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士が、10万人署名の力が最高裁に不当労働行為を認定させたことを明らかにし、「JRは採用すべき法的責任を負う。必ず原職復帰させよう」と発言した。
 また動労千葉の田中康宏委員長は、「本日から新しい闘いを開始する」と高らかに宣言し、87年2月からの29年の闘いで時代は動いたとCTS労働者が動労千葉に続々加入していることを報告した。また、「戦争法と労働者派遣法改悪は一体であった。労働法制大改悪・戦争阻止へ、労働組合を復権させよう」と強調した。
 そして国鉄闘争全国運動呼びかけ人の山本弘行さんが新たな署名運動の意義を明らかにし、動労千葉闘争団の中村仁さん・高石正博さんと国労闘争団の成田昭雄さんが闘いの決意を述べた。
 パクチョンソン全国鉄道労働組合ソウル地方本部長の集会メッセージを大きな拍手で確認した後、特別報告に入る。動労水戸の石井真一委員長は、ライフサイクル粉砕の會澤憲一さんの闘いを報告し、組織拡大と3・11郡山集会への結集を呼びかけた。「労働法大改悪との闘い」では、国鉄闘争全国運動・東京東部の会の小泉義秀さんが発言し、その重大性を強調した。
 カンパアピールを精研労組の女性労働者が行った後、「動労千葉―動労総連合の報告と決意」では、動労千葉幕張支部の山田護支部長、CTSの青年労働者、動労連帯高崎の漆原芳郎副委員長、動労水戸大子支部の坂場力男さん、動労神奈川の中村幸夫委員長と青年組合員が大幅賃上げと労働条件の改善のために春闘を闘うと発言した。
 決意表明では、郵政労働者、群馬合同労組中央タクシー分会、全学連の斎藤郁真委員長が発言し、動労千葉の川崎昌浩書記長がまとめと団結ガンバローを行なった。16春闘と3・11反原発福島行動を闘い、3・27三里塚全国集会へ結集しよう。

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